月間少女漫画「LaLa」にて大人気の『赤髪の白雪姫』。街の薬剤師としてみんなの生活の中心になっていた「白雪」。その赤髪が珍しいからと、母国の王子様に愛人として迎え入れると言われたものの、そんな事するなら逃げたほうがまし！と夜逃げしてしまいます。逃げた森の中で、クラリネス第二王子「ゼン」と出会い、その後、宮廷薬剤師として働き始め、「ゼン」やみんなを守るために奮闘します。


⇒白雪とは？（赤髪の白雪姫）
http://www.charapedia.jp/character/info/14844/


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■心の強さ

　その珍しい赤髪のおかげで、盗賊やお金目当てで商売する人から狙われていた「白雪」は、誰よりも“強い心”を持っています。警戒心は誰よりも強かったでしょうし、母国の王子からの誘いも迷う事なく拒否します。また、宮廷薬剤師の見習いとして働きだした時も、「ゼン」と仲が良いことで妬まれたり、命を狙われたり・・・。普通、そんな風に狙われたら恐怖で震えあがってしまうものですが、白雪の場合、物怖じもせずに自分で対処します。他人に頼らず解決してしまうため、周りは「もっと甘えろ」と言いますが、結局どう甘えたら良いのか分からない「白雪」・・・。それもまた悩みの種になってしまうようです。

■幾多なる災難

　赤髪のせいで今までに多くの災難に見舞われた「白雪」は、「ゼン」と出会う事でさらに災難続きに・・・。一緒に歩いているところを見られてしまい、盗賊に拉致され見知らぬ森に監禁されたり、宮廷内の一人が雇った始末屋に矢を向けられたり、劇に出ている時に赤髪をさらされそうになったり・・・。アニメでも放送された海に飛び込むシーンでは、誰もがヒヤッとしたのではないでしょうか？

　たまたま居合わせた「ゼン」の管轄内の基地では、謎の病気で皆が苦しんでいました。「白雪」は、一人で原因を探し対処法を見つけて治療します。自分から問題ごとに突っ込んでいく傾向もあり、「ゼン」や側近の人たちも目を離すことができず、頭を悩ませています・・・。

■ゼンとの関係は？

　少女漫画というと、やはり誰もが期待する恋愛ですが、「白雪」と「ゼン」の関係がどうなるのか気になる人も多いと思います。しかし、「ゼン」はクラリネス第二王子、「白雪」は宮廷薬剤師と身分の差は明らか。「ゼン」のお兄さんの第一王子「イザナ」も、二人が仲良くならないように距離を置かせようとしたり、様々な邪魔も入ります。その度に、「白雪」を助ける「ゼン」の格好良さにまた、「白雪」も惹かれていくのです・・・。

　白馬に乗った王子様というのは女子の憧れ。実際「ゼン」は白馬（愛馬）に乗った王子様です。女子は皆「白雪」になりたいと願っているのではないでしょうか？昔のトラウマから、自分の恋愛に自信がなくなっていた「ゼン」。しかし、白雪の言った「ゼンだからだよ」という言葉に、「この女性なら」と思えたようで、二人はめでたくお付き合いを始めます。自分の事を第一に考えて守ってくれる人と一緒になれるのは、女子として羨ましい限りです。

　とても芯の強い女性で、時に周りに迷惑をかけてしまう「白雪」。仲の良い人のことになると周りがみえなくなったりする真っ直ぐな「白雪」だからこそ、ゼンもゼンの側近の人も同じ宮廷薬剤師として働いている人も、彼女に信頼を置いているのだと思います。女性としても、薬剤師としても、彼女のこれからの活躍が気になります。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者：スガさん（キャラペディア公式ライター）