「新・牡丹と薔薇」今回も、名ゼリフ&珍エピソードの数々に期待!:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載79 (2/3ページ)
ほかに中島先生の昼ドラの特徴として挙げられるのは、「あんたの放蕩息子のムスコをちょんぎってやればいいじゃないかッ」とか「今は誰に対してもセクシーな気分になれないんだ」といった、昭和の香りが色濃く漂う名ゼリフと、BPOの基準スレスレ(というか、たぶんアウト)な珍エピソードの数々。
アタシが今でも鮮明に覚えているのは、「非婚同盟」(2009年放送)で、中学生のヒロインが同級生の女の子を奴隷役にして、「奴隷ごっこ」をする、というエピソード。しかもそれを知ったヒロインの兄は、「奴隷はいいよなあ」「奴隷に乾杯ッ」とか言っちゃうの。ほんと、いろいろ狂ってる。
冒頭からフルスロットルでおかしかった「非婚同盟」あたりと比べると、「新・牡丹と薔薇」は今のところ、若干おとなしめ。だけど「第1話開始早々、ヒロインの母親・眞澄が高校生でありながら妊娠し、その相手が事故で死ぬ」などスピード感(?)は健在だし、何より今作は伊藤かずえ、美山加恋、田中美奈子など、ここ数年の昼ドラのメインキャストが総出演(さらには、前作の出演者である大河内奈々子、小沢真珠、西村和彦、川上麻衣子も第1話にゲスト出演)。東海テレビの並々ならぬやる気が感じられるので、今後にめちゃくちゃ期待しているわ!
ちなみに、中島先生の作品に限らず、この手の昼ドラって、よく「ドロドロ」といわれるけど、アタシはそうは思わないの。だって、普通の人間なら一生ひきずりそうな大事件(レイプされたり、出生の秘密があったり、婚約者が事故で亡くなったり)に遭遇しても、登場人物全員が10分後、下手すると1分後には立ち直っているんですもの。ドロドロというより、むしろあっさり?
とにかく登場人物の誰にも感情移入できないので、何が起こってもハラハラすることなく、ネタとして気楽に観ることができるのよね。
そんな、夜のドラマとはまったく違う楽しみ方ができる&(テレ朝のミステリー枠や二時間ドラマ同様)ちょっぴり旬を過ぎた感のある俳優・女優の活躍が見られるドラマ枠がなくなるのは、やっぱり残念。