恋人がいると健康にもなる!? キスで「アレルギー」が治るってほんと? (2/2ページ)
口のなかには虫歯の原因となるミュータンス菌、食中毒のもととなる黄色ブドウ球菌なども存在し、キスはこれらを「移す」働きを兼ねています。
菌コエェ!と心配しなくても大丈夫、ある程度抵抗力のついたおとな同士なら、自分が持っていない菌をもらうことで、自分のからだを強くできるからです。いままで持っていなかった菌が体内に入ると、最初は具合が悪くなるかも知れませんが、やがてその菌に対抗する力がつき、つまりは免疫力が高まるのです。これはまさに「予防接種」と同じ原理ですので、人間はキスによって互いを強くし合っている、とも表現できるのです。
ただし、これはある程度の免疫力がついていることが前提で、赤ちゃんやからだが弱っているひとのキスは「害」になることもあります。ママが虫歯だと赤ちゃんが虫歯になる率は2倍にも高まるというデータもあり、これはまさにミュータンス菌が移った証拠。箸やスプーンを介した「間接キス」でも移るので厳禁、もうすぐ結婚!と考えているひとは、まずは虫歯の治療に専念しましょう。
年末年始には親戚と会う機会が増え、なかにはちびっ子もいるでしょうが、虫歯を移してはタイヘンですので、再会の「チュウ」は控えたほうがよさそうです。
■まとめ
・キスがアレルギー症状を緩和することがわかった
・この研究で、イグ・ノーベル医学賞を受賞
・自分のバイ菌を移し、相手の免疫を高める「予防接種」のような作用もある
・虫歯も移るので、赤ちゃんやちびっ子へのチュウは要注意
(関口 寿/ガリレオワークス)