もう論理的思考は時代遅れ!頭を鍛えるには「数学的思考」が正解
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数字
こんにちは。深沢真太郎です。
ビジネスパーソンを数と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。
「論理的に考えて!」
「論理的に説明して!」
特に若いビジネスパーソンなら、先輩からこんなことを言われた経験もあることでしょう。
そこで1つ問題提起。
そもそもあなたは、「論理的に考える」「論理的に説明する」ことを誰に教えてもらいましたか?
ご両親? 小学校の先生? あるいは大人になってから会社の先輩に……?
そして失礼ながら、その論理的は本当に正しい「論理的」なのでしょうか。
実は深沢の場合、学生時代、数学から「論理的」を徹底的に教えてもらいました。
■数学は計算をする学問ではない?
言うまでもなく、数学は考える学問です。(好きか嫌いかは別にして……)論理的に考え、難しい問題を解決していく学問です。
誤解されている方が多いのですが、数学は計算する学問ではありません。とにかく徹底的に「論理的思考」を鍛える学問なのです。
とはいえ、このような説明をされても、ピンとこない方もいるでしょう。そこで、例をあげて、数学と論理的思考の関係を説明します。
たとえばある数学の問題を使って、あなたの論理的思考力をテストしてみましょう。
さっそく、問題です。
「3の倍数は無限にある」
この主張は正しいでしょうか? もし正しいなら、それをどう論理的に説明しますか?
いくら論理的思考の書籍や研修でフレームワークを学んだところで、いざ実際に使えなければ何の意味もありません。こんな問題に対して「なんとなく正しい気がする」だけでは、ちょっと寂しいですね。
■数学的な人は論理的思考のプロ!
結論から言うと、「3の倍数は無限」という主張は正しいです。その根拠を、深沢ならこう説明します。
「まず、この主張が誤りだと仮定します。つまり、“3の倍数は有限だ”ということですね。
そこで、Aという数字を“これより大きい3の倍数はない”数字と定義します。
すると、(A+3)という数字も、3で割り切れることになってしまいます。
つまり、Aより大きい3の倍数が存在することになってしまい、定義に矛盾します。
ゆえに、この主張は正しいと結論づけることができます。
以上、証明終わり」
この論述に、いっさいの矛盾はありません。
そして、ポイントとなる箇所で使っている言葉はすべて論理表現です。
つまり、数学を正しく学んだ方は、特に何かを新しく勉強などしなくても、論理的思考など自然に身についているのです。そのため、数学的な人は、論理的思考のプロでもあるのです。
■中学校レベルの数学を正しく学ぶ
そろそろまとめましょう。
論理的に考えたり、論理的に説明したりすることが苦手と感じている方に本当に必要なのは、何か?
ネーミングだけは立派な“使えないフレームワーク”ではありません。
中学校レベルの数学を、正しく学び直すことで論理的思考が身に付けられるものなのです。
それは、数学が論理的思考を鍛える学問だから。
数学を学ぶのは嫌ですか? そうですよね……(苦笑)恐らく、数学の問題を見るだけでゲンナリしてしまう方もいるでしょう。
ならば、問題をいちいち解かずに読書感覚で教科書や参考書を読み進めるだけでもOKです。
そのとき、論理表現の使われ方に注目しながら読み進めるのがコツ。たったこれだけで、あなたの論理的思考力が自然に鍛えられますよ。ぜひ、騙されたと思ってチャレンジしてみてください。
(文/深沢真太郎)
【参考】
※深沢真太郎(2015)『そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?』日本実業出版社
