靖国神社「トイレ爆破犯」はゲリラ活動気取りの素人? (2/2ページ)
犯行後、地下鉄・九段下駅方面に逃走しており、警視庁所属の捜査支援分析センターが近隣の防犯カメラをくまなく分析しています」(前出・社会部記者)
世界中でテロが頻発している中で起きた今回の事件だが、犯罪ジャーナリスト・小川泰平氏は「過激派の犯行ではない」と断言する。
「過激派でしたら単独で行動はしませんし、防犯カメラに映るようなヘマもしません。犯行声明も出していないところを見ると、多くの人が怖がることで注目を浴びたいような個人活動家ではないでしょうか」
軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏も追従する。
「過激派であれば、A級戦犯の合祀反対をうたい、政権や宮内庁に対し行動を起こすことは考えられます。ですが、戦没者を祀っている靖国神社自体を狙うのは考えられません。爆弾の構造も含め、一匹狼のゲリラ活動家気取りの素人でしょう。今年4月に起きた、首相官邸ドローン落下事件の犯人と同様の人種です」
当時逮捕された男性といえば、「反原発を訴えるため」と動機を語り、みずからを「官邸サンタ」と名乗って犯行の一部始終をブログで公開するなど、自己顕示欲の強い男だった。
「ただ話題になっただけで自分は社会に一石を投じたと自己満足する妄想たくましい人物でしょう。昔は活動をするには組織に所属しなくてはならなかったが、今はインターネットの普及で素人でも簡単に爆発物を作る知識を得られるし、意思を表明することもできる。こういう1人妄想系の人間が出てきやすい環境なんです」(黒井氏)
来年には伊勢・志摩サミット、20年には東京五輪が控えているだけに、神浦氏はこう語る。
「今回のような素人や愉快犯の格好のターゲットになるでしょう」
とはいえ、奇異な個々人の把握、取締りには限界があるのも事実だ。
「ネット上の書き込みを監視し、取り締まるぐらいでしょうからね。『こんな事件で捕まってもヒーローじゃなくて、アホのコ扱いだよ』という風潮を作ることも大切でしょう」(黒井氏)
1日も早いお騒がせ犯の逮捕が望まれる。