通勤電車で必ず座れたら、ワークスタイルはどう変化するだろう (2/3ページ)
■ 「モーニング・ウィング号」は横須賀市の人口に影響を与えるか

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今回の京浜急行電鉄の『モーニング・ウィング号』新設は、横須賀市にとっては期待するところがあるだろう。
というのも、2014年には同市は全国で、最も人口が減少した都市だったからだ。都内への通勤が便利になることが、もしかしたら人口減少に歯止めを掛けるかも知れない。
しかし、そうはいっても朝のラッシュ時に2便しか無いというのは、恩恵を受ける長距離通勤者が少なすぎるとも思える。1便あたりの着席整理券は436枚しか販売されないからだ。
また、停車駅も適切かどうか、暫くデータを蓄積する必要がありそうだ。
■ 他電鉄の動き
通勤電車で座れるというのは大きな魅力で、他の電鉄会社でも類似のサービスが検討されている。
東武鉄道では東上線で、やはり朝のラッシュ時に池袋方面への上り便で、410円を追加で支払うことで座れるようにする予定だ。
京王電鉄でも同様のサービスを2017年度までに導入する予定を検討中だという。
一方、既に2階建てのグリーン車の導入実績があるJR東日本では、まだ導入していなかった中央線快速にも2020年度までに導入する事を目標にしている。
このように、各社が着席保証列車を導入する理由は、利用者の利便性を向上させることで客単価を上げることができ、沿線が通勤に便利な地域であると言う評価が上がれば、沿線の人口増加に伴う利用者増加が期待できるからであろう。
■ 座れる通勤電車はライフスタイルを変えるかも
そのような電鉄会社の企業としての収益性向上目的とは別に、首都圏の自治体側にとっては人口減少を食い止め、増加に転換したいという切実な思惑もある。