【冴え女シリーズ(8)】[女性小説家と男性編集者の場合]第12話(後半)「僕はあなたを愛しています」 (2/3ページ)
それに、きっと今じゃ藤沢さんは私なんて置いて先に行っちゃってる感じもしますけどね」
藤沢「それなら、今度は典子さんが追いつくまで待っていますよ」
山田「じゃあ頑張らないといけませんね」
藤沢「出来れば・・・」
山田「えっ」
藤沢「出来れば、ずっとあなたの隣で待っていても良いですか」
山田「それは・・・」
藤沢「あの頃からずっと思っていました」
山田「ふ、藤沢さん?」
藤沢「昔は見ているだけでしたが、今は違います」
山田「ちょ、ちょっと」
藤沢「今は、手を伸ばしてあなたに触れることが出来る」
山田「な、なな何を・・・」
藤沢「典子さん、僕はあなたのことを愛しています」
山田「えっ、そ、そそ、そんないきなり」
藤沢「これからは、僕の隣で笑いかけてくれませんか?」
山田「で、ででも私、かなりだらしないし、子どもっぽいし・・・極度の人見知りだし・・・」
藤沢「そんなことが嫌だったら告白なんてしてませんよ」
山田「ふ、藤沢さんはなんか昔と違って大人っぽいし」
藤沢「嫌ですか?」
山田「そ、そんな嫌なんてことは・・・ないです。でも・・・私なんかで良いんですか?」
藤沢「さっきも言ったでしょう?典子さんは昔から僕の憧れで、ずっと隣に居たかったって」
山田「そ、そそんな、恐れ多いです」
藤沢「受け入れてはいただけませんか?」
山田「そんなことは・・・」
藤沢「では、もう一度言わせてください。僕は、あなたを愛しています。