印刷文字と手書き文字の形には違いがあったって気付いてた?

学生の窓口

突然ですが、「保」という字を書いてみてください。手のひらに指でなぞり書きでもかまいません。

おそらく多くの人は、右側の口の下を「ホ」と記したのではないでしょうか?ですが、「保」←という文字をよーく見て下さい。口の下は「ホ」ではなく「木」になっています。

このように、印刷文字の中には手書きの文字と形が違っているものがあります。平成26年度「国語に関する世論調査」(文化庁)によれば、この事実を「知っていた(何となく知っていたを含む)」という人は60.3%となっていますが、あなたはお気付きでしたでしょうか?

●「心」の形の違いに気付いていた人が約8割もいた

文化庁では、「保」以外にも「衣」「家」「心」「令」の各文字についても調査を行なっていて、結果は次のとおりとなっています。

「衣」が違っていたことを知っていた―60.9% 「家」が違っていたことを知っていた―48.9% 「心」が違っていたことを知っていた―78.8% 「令」が違っていたことを知っていた―73.3%

どれにもまったく気付いていなかったという人は、あらためて手書きの文字と見比べてみてください。

なお、これらの文字を手書きする際は、「印刷文字の形のとおりに書く必要はない」そうなのですが、このことを知っていたという人は32.2%と、こちらの認知度は意外にも低めでした。

ただし、「近年、窓口などで、書いた文字を活字のとおりに書き直すように依頼されることがある」そうですからご留意を。

●手書き文字の漢字自体にも違いがあった

下記のように、同じ手書きでも細かな違いがある場合もあります。

「戸」「言」――違いは、上部が「横棒」か「点」か 「公」――右上の斜めの棒の部分を「はらう」か「とめる」か 「改」――左下の部分を「はねる」か「とめる」か 「木」――真ん中の縦棒を「はねる」か「とめる」か 「女」――「ノ」の形が横棒の上に出るか出ないか 「鈴」――右側「へ」の下にある部分が横棒に表示のとおりか、点に「マ」か

これらは、「常用漢字表」で、どちらの書き方をしてもよいとされているものの一例です。

けっして誤字ではないものの、とくに鈴木さんの中には、違和感を覚えるという人が少なくないかもしれませんね。

ところで、年賀はがきの引受が12月15日(火)から始まります。準備はお済みでしたか?じつは、文化庁では、「年賀状などにおいて、印刷されたものと手書きが加えられたものとではどちらが良いと思うか?」という調査も行なっています。

結果は、「手書きされたものや手書きが一言加えられたもの」が87.6%ともっとも高く、「全て印刷されたもの」が5.0%、「どちらも変わらない」が6.6%でした。

ということで、年賀状にはぜひ ひと言でかまわないので手書きでメッセージを添えてみてくださいね♪

文・鈴木ゆかり

※参考

•文化庁 平成26年度「国語に関する世論調査」の結果の概要
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