便利だけど幼児期の子どもの頭を「悪くしてしまう」恐れのあるもの4選
スマートフォン一つでカメラやネット検索、地図、電車の乗換検索、はたまたお買いものまでできてしまい、携帯電話でほとんどの事が足りてしまうような便利な世の中になりました。しかし、当然のことですが、楽に流れればその分、頭を使わなくなります。
例えば、たまに紙に文字を書こうとすると簡単な漢字も「あれ?どう書くんだっけ……」なんてことありませんか? 大人でもそうなのですから、まだ成長過程の子どもにこれを使わせるのは控えた方がいいでしょう。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“子どもの頭を悪くしてしまう恐れのある便利なもの”についてお話します。
■1:電子マネー
お財布携帯やパスモなどは小銭を用意する必要もなく、急いでいる時にカードをかざして「ピピッ」とするだけで買えてしまうので便利ですよね。
でも、子どもに“数のお勉強をさせよう”と買い物体験をさせるときには電子マネーを使っては意味がありません。
もし外出した時は、あえて実物のお金を触らせて自動販売機で飲み物を買わせたり、言葉を覚えてコミュニケーションが上手になってきたら駅のホームのキヨスクで実際に店員から「ウーロン茶ください」と商品を購入する体験をさせましょう。
駅でママの切符を買うときも親がさっさとパスモで買ってしまうのではなく、子ども自身が投入口にコインを入れる体験をすることで、数の勉強になりますよ。
■2:大型スーパーマーケット
最近は商店街も減り、スーパーで買い物を済ます人が多くなりました。肉や野菜、キッチン用品も揃っています。色んな店に立ち寄る必要もなく、お金も一気にレジ係りの人が計算してくれます。
でも、商店街を歩けば肉は肉屋、魚は魚屋と立ち寄り、お店の人とコミュニケーションも出来ます。お金もその都度、財布から出しますよね。
社会経験、数の体験がしやすいのは商店街です。急いでいない時は子どものためと思って商店街で買い物することをオススメします。
■3:デジタル時計
数字だけがついているデジタル時計は時間間隔が身につきません。“7:30”の表示を見て「7時30分だ」と言っても、時間の意味は分かっておらず、ただ数字を読んだだけです。
でも、針のついたアナログ時計ですと「長い針が“12”のところまであと30分間ある」の時間間隔が目で見て分かるようになります。時計を読むことは単に数字を読みあげることではなく、自分で「あと10分で寝る時間だな」と時の“流れ”を理解することです。
家庭では針がついているアナログ時計を準備しましょう。ただし、壁にかけっぱなしだと壁紙と同じです。「早くしなさい」と言う代わりに「あと10分で8時だからそろそろ寝る支度しようね」と時計を会話に入れることが肝心ですよ。
■4:携帯、パソコン
年賀状も暑中見舞いもSNSで済ませる人が多くなってきました。こうなると段々、手で文字を書くことが面倒になりますよね。でも、子どもには日常で友達へのお手紙や誕生日やクリスマスなど、季節やイベント毎にカードに文字を書く練習を習慣づけて、将来、筆不精にならないようにしつけましょう。
また、地図や漢字を調べる、その他調べものをするときネット検索は大変便利ですが、子どもには敢えて紙の地図帳や図鑑を与えましょう。
時間はかかりますが、ペラペラめくっていくうちに「こんな虫もいるんだ」「東京ディズニーランドは東京都ではなく千葉県に位置するんだ」など目的以外のものも発見でき興味関心が広がります。きっと知的好奇心にも火が点くでしょう。
また、冒頭でも触れましたが、携帯やパソコンを使うと文章の前後で自動的に判断して漢字変換してくれるため、最近は家に辞書を置いている人も少なくなりました。
でも、子どもには漢和辞典や国語辞典を与えましょう。漢字や言葉の意味を調べるとき辞書を見れば別の漢字もたくさん目にすることができ、漢字力が付きますよに付きますよ!
いかがでしたか。
教育には合理性ばかり追わないようにしましょうね。便利なことが時に子どもには悪影響の場合もあります。子どもが小さいうちは手間なことを敢えて経験させる方が知能も向上します。ぜひ意識してみてください!
【画像】
※ evgenyatamanenko / PIXTA