【アニメ漫画キャラの魅力】転生を繰り返してもなお愛を貫く男「比良裏」の魅力とは?『曇天に笑う』 (2/2ページ)
■一途で真っ直ぐな恋愛
比良裏は何度転生を繰り返しても、そのたびに牡丹に恋にします。大蛇の餌として育てられてきた比良裏は、初めて自分を個として見てくれた牡丹を好きになりました。幼かった比良裏が成長しても、式神である牡丹の容姿は変わらぬまま。しかし、比良裏はそれに構うことなく、再開した途端に「俺の嫁になってくれ」と牡丹に迫るのです。その後も、自分を牡丹の夫と称したり、自分が式神だと告白した牡丹の髪にキスをしたりと全くその恋心を隠そうとはしません。そんな比良裏に振り回される牡丹との姿にキュンキュンさせられます。
大蛇を封印して役目を終えた牡丹が消えてしまう時、比良裏は「もう逢うこともないだろう」と言う牡丹に対し、「また逢おう」「今度は俺と生きてくれ」と言葉をかけます。この時の「必ず逢いに行く」という約束を、比良裏は600年間何度も守り続けているのです。以前の転生を回想したシーンで、自分に縛られる比良裏を心配する牡丹に、「何度生まれ変わってもお前に惚れるに決まってる」と言った比良裏は本当に格好良かったです。
■主人公たちを支える姿
本編で「天火」とのシーンが多く描かれる「比良裏」。大蛇細胞を体に組み込まれた「天火」に対し、「化学部にとってはおもちゃ」「人外になってまで生きたかったか」などと厳しい言葉をかけます。しかし、軟禁部屋から逃げ出す「天火」を止める事はせず、「あの人には自由が似合う」とその背を見送ります。その後、弟の「空丸」が大蛇の器だと知り、「この命尽きるまで曇として生きてぇ」と言った「天火」に「好きだぜそういうの」と言って笑いかけるのです。
比良裏は記憶を取り戻した後、大蛇退治に焦る牡丹に「この時代の曇の男共も中々だぞ。きっとやってくれる」と主人公たちへの信頼をみせます。この時の落ち着き払った彼の表情はとても魅力的。昔曇家の人間と力を合わせて戦ったという過去がある分、とても説得力のある言葉でした。『曇天に笑う』は、キャラクターの魅力が素晴らしい作品です。その中でもぜひ「比良裏」に注目してみてください。
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★記者:なー(キャラペディア公式ライター)