後世に語り継ぎたい! と思う名作少年漫画ランキングTop10 (2/3ページ)
無免許のモグリ医者で、法外な診療費をふんだくるのですが、奇跡の腕を持つブラック・ジャックが主人公です。一話完結の作品ですが、各エピソードの短いページの中に、命の大切さ、人間の愚かさや生きることの喜びなど、多くのメッセージが込められています。手塚先生の生み出したブラック・ジャックの活躍には時代を超えて伝わるものがあるでしょう。
●5位『あしたのジョー』原作:高森朝雄/作画:ちばてつや
1968年に『週刊少年マガジン』に連載が開始され、それまでは子供が読むものとされていた漫画雑誌を大学生、大人までも読むものとして認識させた作品です。ドヤ街に現れた不良少年・矢吹丈は、丹下段平と出会いボクシングを教えられ、その類いまれな資質を開花させます。幾多の難敵とリングで闘う中で、ジョーは自分の生きる意味を見いだすのです。行き場のない不良少年が真っ白に輝く瞬間を求めて闘う様は、時代を超えて読者の胸を打ち続けるでしょう。
●6位『SLAM DUNK』井上雄彦
『週刊少年ジャンプ』に連載された漫画です。湘北高校に入学した不良少年・桜木花道がバスケットボール部に入部し、個性豊かなチームメートと共にライバルたちと闘っていく様が描かれます。登場するキャラが丁寧に描写されているので感情移入しやすく、読者がキャラクターの成長をより親身に感じられる点が素晴らしいのです。時代を超えて少年たちはこの物語から力をもらうことでしょう。
●7位『漂流教室』楳図かずお
恐怖漫画の第一人者・楳図かずお先生が『週刊少年サンデー』に連載した漫画です。小学校が丸ごとタイムスリップし、そこにいた少年少女たちが荒廃し切った未来世界へ投げ出されるというストーリーです。この物語には安易な友情や愛はありません。必死に生き抜こうとする子供たちの生存の戦いが描かれています。今では、これほどヘビーな漫画が少年誌で連載されていたことに驚くばかりです。この恐ろしい、でも心をわしづかみにされる物語は世代を超えて語り継がれるべきでしょう。