モランボン楽団は金正恩氏の「ワナ」だった!? (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

銀河3号の発射は、中国政府を大いに刺激した。さらにその翌年の2013年、金正恩氏は、親中派といわれていた張成沢氏を無慈悲に粛清・処刑。その日がまさに12月12日だった。そして、中朝関係は本格的な冷却状態に陥る。

昨年は、大きな動きはなかったが、今年10月、朝鮮労働党創建70周年記念に中国共産党序列5位の劉雲山氏が出席し、中朝関係に雪解けの兆候がみえた。そしてモランボン楽団の公演で、本格的な関係改善の流れができるはずだったが、公演初日の12月12日にドタキャン。

金正恩氏が、あえて12月12日に狙いを定めてモランボン楽団を派遣していたとするなら、その目論見は外れた。一方、中国にとっては、この日は「忌まわしい記憶」として記憶されるだろう。双方にとって得る物が何一つない、ドタキャン騒動になってしまった。

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