本質をつくものばかり! 漫画『寄生獣』の名ぜりふ7選! (2/2ページ)
●「人間に寄生し 生物全体のバランスを保つ役割を担う我々から比べれば 人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!! いや……寄生獣か!」広川剛志
寄生生物に協力する政治家・広川剛志のせりふです。読者はここまで『寄生獣』というタイトルを寄生生物を指すものとして読み進めてくるのでが、このせりふで一気に逆転が起こります。「えっ! 寄生獣って人間のことなの」と。この広川は寄生生物の立場をまくし立てるのですが、実は……。
●「誰が決める? 人間と……それ以外の生命(いのち)の目方を誰が決めてくれるんだ?」シンイチ
最強の敵との戦いの後のシンイチのせりふです。人間が生物の価値を決めることの傲慢(ごうまん)さを語っています。
●「わたしは恥ずかしげもなく『地球のために』と言う人間がきらいだ……なぜなら地球ははじめから泣きも笑いもしないからな」ミギー
シンイチが最強の敵を倒した後、そのとどめを刺そうとせず立ち去ろうとします。そのときのせりふです。
ミギー「シンイチ……きみは地球を美しいと思うかい?」
シンイチ「……わからないよ テレビとかできれいな景色は見たことあるけど」
という会話の後にこのせりふが来ます。人間の傲慢さを指摘した名言ではないでしょうか。
●「それは新一くん…………きみが新一くんだから…………」村野里美
最後の戦いの後、シンイチの彼女・村野里美のせりふです。寄生獣の物語は、人間の傲慢さを指摘しながら、それでもいろんな生物と寄り添いながら生きていかざるを得ない人間の弱さやはかなさを確認して大団円を迎えます。ミギーと共存するシンイチの様を肯定する名ぜりふといえるのではないでしょうか。
漫画『寄生獣』の名ぜりふを紹介しましたがいかがだったでしょうか。『寄生獣』には他にも心に残るせりふがたくさんあります。傑作ですので、未読の人には一読をお勧めします。
(高橋モータース@dcp)