中国で「南京大虐殺」の政治利用批判が拡大…露骨な「反日」に疑問の声も (2/2ページ)
12月13日、自称歴史愛好家の「周」という人物が、中国のネット上に「南京大虐殺って私と何か関係があるの?」というタイトルの投稿を行い、そこでチャンが中国政府の抗日プロパガンダとして政治利用されていると指摘しました。それにより思想統制される中国国民たちに対しても警鐘を鳴らしました。さすがに中国政府の露骨な反日プロパガンダに疑問を感じる人々も生まれてきているのです。
中国側は南京大虐殺における犠牲者を「30万人」と発表していますが、当時の旧日本軍の装備では、短期間にそれだけの人数を殺害するのは不可能です。仮に大量虐殺が発生した場合、後日なんらかの証拠が見つかるはずですが、南京市内から大量の白骨遺体が発見されたという報告は今まで一度もありません。
さらに中国のネットユーザーたちからは、日本の旧社会党党首だった田邊誠が、日本の戦争犯罪に関する資料館を設立することを中国政府に推奨した1982年以前の中国の教科書や歴史書には、南京大虐殺に関する記述は全く存在しなかったという報告が寄せられています。
史実を詳しく調査せず、安易に南京大虐殺を遺産登録したユネスコの態度に僕は大きな疑問を感じます。そして中国政府や日本の左派系政治家や市民団体が今後、アイリス・チャンを「女神」として掲げ、反日活動をさらに激化させるのではないかと僕は不安視しています。
著者プロフィール

漫画家
孫向文
中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)
(構成/亀谷哲弘)