“下流老人”にならないのは、どっち?(2)「ついの住みかは借りたほうが良い?」 (2/2ページ)
物件価格は上昇という3点セットを提示されたら、早く買ったほうがいいと思うかもしれません。ところが、住宅産業には『2019年問題』があるんです。日本の世帯数は19年の5307万世帯をピークに下がり続け、35年には4956万世帯へと減少していく。結果、将来的には空き家が増えます。地方へ行くと、この空き家率はさらに上がるので、親の持ち家が空き家になることが想定される方はもちろん、焦らず賃貸に住み、頭金でもためながら先行きを見たほうがいい」
「そろそろ家を買おうかなと思ったら読む本」(洋泉社)が12月25日に発売される住宅ジャーナリストの小菊豊久氏も空き家に目をつけたうえで、賃貸を推奨する。
「地方へ行けば、広い住宅が2万~3万の安い賃料で借りられる。リタイア世代にはうってつけの物件が豊富にあるんです。自治体も空き家バンクにそうした物件を登録して、人口流出に歯止めをかけようとしています。マンションを購入して、バカにならない管理費や修繕積立金を払うより、リーズナブルな地方の一戸建を借りるのがお勧めです」