ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社スタートトゥデイ・社長の前澤友作氏がタレントの紗栄子との交際を社員に宣言した行動が、ネット上で「だせぇ」「さすがやり手の社長」と様々な声を受けている。

　同社で12月18日に行なわれた忘年会「STARTTODAY CAMP」で、前澤氏が「この場を借りて、真実を報告させていただきます。私、前澤友作は、紗栄子さんと超真剣交際を始めております」 と宣言したという。同社ブログへ23日にアップされた記事中の写真では、前澤氏と同忘年会に顔を出した紗栄子の仲睦まじい姿が確認できる。

■紗栄子との”超真剣交際”宣言が大きな反響

　二人の一報が伝わるや否や、ニュースはネット上へ広く駆け巡った。なかでも注目を集めたのが、社員の前で芸能人との交際を宣言するという対応について。「社員の前で交際宣言する40歳、だせえ」「仕事の飲みの席で社長がタレントと交際宣言ね」と非難する声が出ている。

　また、いくら年の瀬の酒の席とはいえ「自分の会社の社長が、仕事関係の集まりでこんな宣言したらやだなあ」と公私混同を嫌がる声、「お互い宣伝のための付き合いだろ」「宣伝効果すごいな。さすがやり手の社長だな」とビジネスライクな腹黒さを想像する声も少なくない。

　24日夜には、まるでクリスマスイブのタイミングを図ったように、紗栄子も自身のブログで交際を報告。「一部報道の通り、私、スタートトゥデイ社の前澤友作さんとお付き合いをさせていただいております」とつづっている。そして「お仕事を通して今まで経験させていただいたり、学ばせていただいたことを、私なりに発揮できれば、小さいかもしれませんが彼の力になれると思いました」とも述べ、前澤氏をサポートすることを明らかにした。

　そんな清楚な告白をした紗栄子に対して「金の嗅覚がえぐい」「新マネーの虎」「手練れであることが広く知られているにもかかわらず、それでもなお資産家を骨抜きにする紗栄子は真の強者」と皮肉な賞賛や、「(紗栄子は)これ会社が倒産して借金背負う身分になったら速攻別れるだろ」という声が相次いでいる。

「今回の交際報告は、お二人とも良いお歳なので結婚を視野に入れたお付き合いというニュアンスなのかもしれません。が、とくに前澤氏の場合は社員のいる場ですから、ちゃんと家族になってから報告したほうが世間体は無難だったかもしれません。二人とも、ピュアな気持ちを吐露しただけなのかもしれませんが、結果的にPR効果バツグンですよね。本来なら数億円レベルと算出できる広告宣伝費をかけずに大手ポータルサイトなどで会社や自分たちの名前を露出できたわけですから」(報道関係者)

　何かと皮肉な意見をふつけられることの多い二人だが、”ウィン・ウィン”の良好な関係であることは間違いなさそうだ。

（取材・文／蒼木学）