あのリスクを3倍にする!? 妊婦が身体を「絶対冷やしちゃいけない理由」が判明
寒い季節、女性が気になりだすのは身体の“冷え”。ほとんどの方は冷えは身体に良くないことをご存じのことと思います。
ですが、妊娠中に身体を冷やすと、妊婦さんにとってとても恐ろしいトラブルを招く可能性があることをご存じの方は少ないかもしれません。
今日は、ヨガインストラクター兼アーユルヴェーダアドバイザーの筆者が、“妊娠中の冷えの危険性と、身体を温めてくれる食材や生活のポイント”をお伝えします。
■妊娠中は「絶対冷やしちゃいけない」理由
首都圏の2,810人の妊婦さんを対象としてアンケート用紙を配り、カルテと照合した結果、冷え症の妊婦さんは一般の妊婦さんよりも早産になる確率が“3倍”になったことが分かったそうです。
これは慶応義塾大学看護医療学部講師の中村幸代さんが、聖路加看護大学大学院時代に博士論文でまとめて分かったもの。
早産になってしまうと赤ちゃんが低体重で産まれてしまい、その後の発育においての不安も高まってしまいます。
また、同調査では、早産以外にも分娩時間が2倍かかってしまいやすいという結果も出たそうです。
分娩時間が長引くとママの体力が落ちてしまったり、赤ちゃんの身体への負担も高まりますので、妊婦さんにとって分娩時間は重要ですよね。
■温めに効果のある食材
アーユルヴェーダでは、全てのスパイスは身体を温めるとしています。
身体が冷えやすい冬は、たくさんのスパイス(スーパーで手に入りやすいコショウ、ターメリック、クミン、ジンジャーなど)と野菜や豆などを一緒にお米と煮立ててお粥として食べると、消化も良いですし温め力もあり、オススメです。
また漢方では、杜仲(とちゅう)、クルミ、シナモン、コショウなどを冷えに効果のある食材として勧めているようですよ。
冷えの症状は、1:末端、2:お腹、3:腰の順番でひどくなり、全身の機能を低下させ、免疫力低下や血流不全などを招くことになるため、「手足が冷たいな」と気付いた時から、積極的に温め食材を摂りいれていきましょう。
■絶対に冷やしてはいけない場所
足は心臓から一番遠い場所になり、血液が末端まで巡りにくいことから、とても冷えが起こりやすい場所です。足が冷えることで全身の血行が悪くなり、ゆくゆく全身の冷えに繋がってしまいますので、ぜひ冷えやすい足から温めてみてください。
また鍼灸では足と子宮にはとても深い繋がりがあると考えられていて、足を温めることで子宮の血流も良くなることで安産にも良く、つわりを緩和する効果もあるようです。
まず、簡単にできるのはレッグウォーマーを常に履いておくことです。あとはTVを見ながらでも良いので足湯をすることも温めとリラックス効果があります。
ラベンダーオイルを数的垂らすことで、さらにリラックス効果が得られ、深い睡眠にも繋がるのでオススメです。
いかがでしたか?
「冷えは良くない」となんとなくはご存じだったかとは思いますが、早産のリスクになったり分娩時間が長引くとなると、妊婦さんは絶対に冷え症を改善したいものですね。
ご紹介した食材を積極的に摂りいれ、足の温めを意識してポカポカな身体でマタニティ期を過ごしましょう!
【参考】
※ 冷え – 朝日新聞
※ 朝日新聞掲載「冷え症の妊婦 早産リスク3倍①」 – 妊産婦の冷え症 研究公開サイト
※ 薬日本堂(2011) 『病気・症状を改善 これならできる 漢方ごはん』 (講談社)
【著者略歴】
※ Yuno・・・ヨガとアーユルヴェーダを専門とし、自身のスタジオWindhillを2015年港区白金台に設立。また今年出産を終えた1人のママとして、特に最近は妊婦や産後の身体についてを中心に学びを深める。ヨガやアーユルヴェーダを通じて妊婦さんや産後のママのサポートができるよう活動しております。
【画像】
※ Alena Ozerova / Shutterstock