中国人が『そうだ難民しよう!』反対騒動を猛批判「本当のレイシストはどっち?」 (2/2ページ)
本物のレイシストはどちらなのか?
最近では在日外国人問題や移民受け入れに反対する保守的な層を、主に左派的な思考を持つ層が「レイシスト」(差別主義者)と呼び、非難する例が頻発しています。ですが保守層の意見を聞くと「そうだ難民しよう~」の内容と同じく、彼らはあくまでも在日外国人たちの犯罪行為を非難しているのであり、人種差別を行っているのではありません。
現在「レイシスト」という言葉は、左派層が保守層を批判するための道具として、意味が拡大解釈され都合よく使われているように感じます。「差別主義反対」という美辞麗句を掲げる左派層ですが、日の丸や君が代を掲揚することを否定し、在日外国人問題に対するヘイトスピーチの内容を調べもせず、「ヘイト豚死ね!」、「Fuck!愛国心」などと暴言を吐きながらデモ活動を行う彼らの行為こそ、自身が反対する「差別」や「偏見」に当たるものではないでしょうか。
日本では、外国人問題に対する意見をあからさまに訴えることを敬遠する風潮があります。そういった意味で今回「そうだ難民しよう~」が発売されたことは、日本の表現・言論に対する風潮に一石を投じたといえるでしょう。
自らが違和感を持った問題には「おかしい」と述べ、正しいと感じたことは「当たり前だ」と主張する。このような行為が日本の社会である程度忌憚なく行われ、多くの人々が外国人問題に正面から目を向けるようになれば、本当の意味で日本の「レイシズム」は消滅するかもしれません。
著者プロフィール

漫画家
孫向文
中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)
(構成/亀谷哲弘)