わが子を将来モデルに!「ステージママ化」しすぎるママがやりがちな失敗
「子どもを世間から注目されるモデルに育てたい!」「私はアイドルになれなかったから、娘がアイドルになるのが夢」こんな将来像を描いているママがいます。
でも、それが親の夢であり、子ども自身が望んだものではなかった場合、悲劇になるのではないかと思います。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子がステージママにならないために気を付けたいことをお話します。
■ステージママとは
ステージママの言葉を辞書で引くと“子供の芸能活動に付き添い、マネージャーのように振る舞う母親”と出てきます。
事務所に任せるよりも、「子どものことは自分が一番知っているから」とスケジュール管理、衣装などすべて世話をするママです。外でも家でも一心同体状態です。
うまくいくこともあれば、かえって身内が関わることで子どもが嫌な思いをしていることがあります。
■それは本当に「子どもの望み」ですか?
子ども自身が心の底から「私は将来、モデルになって活躍したい」と願っているのならば、それを他人任せにせず、全面的にわが子をバックアップするステージママになってもよいでしょう。
けれども、当の本人がそうは思っていない場合、子どもにかなりストレスがかかっています。
例えば、「今日は○○ちゃんのお誕生会にみんな行くから私も行きたい」と望んでも、ママからピシャッと「あなたはダンスのレッスンがあるからダメ!」と言われます。
たとえ将来成功したとしても、幼児期はやりたいことをやらせてもらえず、相当我慢をしている訳です。
子どもが大きくなったとき「今があるのは親のお陰です」と感謝されることもありますが、やりたかったのにやれなかったことの記憶も同時に残っています。
子どもが望んでいないにも関わらず、親が子どもを支配するのは不幸なことのように思います。
■「ステージママ」にならないために気を付けたいこと
大切なことは、“子どもは自分の所有物ではない”と思うことです。
子どもの可能性を幼い頃から信じて歌やダンスを習わせても、大人になって「カフェの店員になりたい」「ペットショップの店員になりたい」「研究者になりたい」と言い出したとき、落胆したり、それを禁止するのはどうでしょうか。
むしろ本当に自分のやりたいことを見つけたわが子を、親として応援してやるのが愛だと思います。
また、幼い頃から我慢を重ねて努力しても、その職業に就いてプロとしてやっていくことが出来ず、日の目を見ないこともあります。
小さい頃から「あなたにはこの道しかないのよ」と言われ続けてきたのにも関わらず、実際その職業に就けなかった場合、子どもは“自分は生きている価値がない”と思うようになります。
人生の最初から生きたいように生きられず「親のせいで自分の人生がメチャクチャにされた」と親に暴力を振るケースや自殺行為に走ったりする場合もあります。そういった事件も実際に起きています。
こういった最悪のケースを招かないためにも、まずは子どもは自分の所有物ではないということを自覚することが何より大切です。
いかがでしたか。
幼い頃は親の力が強いので、子どもは素直に言うことを聞いています。でも、心の中では「私はあなたの夢を叶えるためにこの世に誕生したのではない」と叫んでいるかもしれません。
子どもの人生であって親の人生の延長ではないということをどうかお忘れなく。
【画像】
※ Olena Zaskochenko / Shutterstock