2016年、中国の”大気汚染難民”が日本に殺到? 想像以上に深刻な事態へ (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

「大気汚染が進み、人々がマスクを到着しなければ外出できない」というのは、SF小説や映画でよくある設定ですが、中国ではそれが現実化しつつあります。ネット上に「中国の都市は映画『バイオハザード』のロケ地に使える」という書き込みがありましたが、言い得て妙だと思います。Yさんのみならず、中国在住の僕の友人たちは、みな大気汚染による健康悪化を不安視しています。

 現在、多くの中国国民が国外脱出を考えており、近い将来、「大気汚染難民」たちが日本をはじめとする周辺諸国に押し寄せる可能性はあると思います。実際、中国では2月8日は旧正月にあたるため、その時期は連休シーズンに突入します。2016年の2月は空気清浄機を購入するために、多くの中国国民が日本に殺到することが予想されます。

 中国共産党政府が強行的に進めた工業化の結果、国内には大気汚染が頻発するようになりました。この現状に対し、中国政府の役人たちは環境対策を考えるどころか、国外逃亡を画策したり、NGO団体がドイツの「フォルクスワーゲン」社を提訴するなど、海外企業に責任をなすり付ける始末です。

 日本もかつては工業化により様々な環境問題が発生しましたが、政府や企業側の努力により大半が解消しました。この日本側の対応は現在の中国のものとは対極的です。今後中国の大気汚染問題を解消するためには、共産党政府が退陣し、国民の意思が反映される民主的な政府が樹立することが必須条件となるでしょう。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)

(構成/亀谷哲弘)

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