2015年プロ野球を総括“覆面スクープ座談会”(2)「ヤクルト・山田哲人の陰に隠れた“友人A”の正体」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

E(スポーツ紙デスク) こういう伏兵の選手がいいところで活躍したのは、やっぱり選手目線でモノを見ることができる真中満監督(44)の人心掌握術だったと思う。真中監督とは違って広島の緒方孝市監督(47)は何事にも上から目線のシーンが多く、選手からの評判もかなり悪かった。

A(スポーツ紙記者) 選手だけじゃなく各方面から総スカンだった。負けが込んだシーズン序盤は報道陣から厳しい質問が向けられるのを嫌って、試合後の囲み取材は自分で一方的にしゃべるだけで終了なんてことも珍しくなかった。これにはさすがにクレームがつけられ、途中から緒方監督はしぶしぶながら報道陣の質問を受け付けるようにはなったけど‥‥。

D もし黒田博樹(40)が15年からカープに戻って来ていなかったら、と思うとゾッとするよ。投手・野手にかかわらず誰からも慕われる精神的支柱の男・黒田がいたから、緒方体制でもチームは何とか空中分解せずに済んだ。前田健太(27)がメジャーに移籍する16年も、黒田の現役続行はナインにとって何よりの朗報だろう。実際に多くの選手たちから大真面目に「緒方監督に代わって黒田さんが代行監督をやってほしい」という声が出ているぐらいだからね。

──一方、阪神の和田豊前監督(53)は15年限りで退任しました。

F 地味な監督から一変して、16年からは絵になる男・金本知憲監督(47)だからね。二軍の掛布雅之監督(60)との強力タッグになるし、とにかくタイガースは話題の宝庫となりそうだ。でも、金本新監督誕生までは、あまり表に出ていない紆余曲折もあったよね。阪神有力OBのO氏が周囲に対して「次のタイガース監督は間違いなく自分やろ」と球団側からオファーが舞い込むことを自信満々に吹聴しまくっていた。それは一部のトラ番記者たちの間で知られていた話。ところが、まったくお呼びがかからずに赤っ恥をかく形になったO氏は金本監督の就任が発表された直後から一気に不機嫌モードになってしまったらしいよ。

「2015年プロ野球を総括“覆面スクープ座談会”(2)「ヤクルト・山田哲人の陰に隠れた“友人A”の正体」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2015年 12/31・1/7合併号山田哲人掛布雅之落合博満プロ野球スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る