“伝説のいい女”に会いたい!「松尾嘉代・渥美マリ・京マチ子・渚まゆみ…銀幕を酔わせた“妖艶女優”の今」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

谷崎潤一郎原作の官能ロマンであり、松尾は一糸まとわぬ激しい濡れ場を演じている。

「ヘア写真集も出しているし、脱ぐことにためらいのある女優ではないが、この『鍵』は一部で『和製ハード・コアではないか?』と噂されたほど。女優として、全てやり尽くしたと思っても不思議ではありません」(映画ライター)

 続いては女優としてだけでなく、歌手としてもフェロモンを放った渚まゆみ(71)だ。特に菅原文太と共演した「人斬り与太 狂犬三兄弟」(72年)や「仁義なき戦い」(73年)は、女優としての評価が高い。

 作曲家・浜口庫之助氏と結婚後は女優業をセーブしていたが、未亡人となった今はどうか?

「娘夫婦のいるロンドンと六本木を往復する生活。女優としての仕事はほとんど受けていないけど、浜口さんの功績に関する番組なら喜んで出演しています」(所属事務所)

 27歳差の結婚が騒がれたが、夫が死してなお「内助の功」を発揮していた。

 肉体派女優の元祖の一人が筑波久子(78)である。57年に「肉体の反抗」(日活)がヒットし、筑波の「肉体シリーズ」はドル箱となった。

「24歳で引退し、アメリカに滞在して映画のプロデュースを手がけるようになった。特に日本でもおなじみの『ピラニア』(78年)は、40億円の興行収入をあげる大ヒット。一躍、ハリウッドでも大物プロデューサーの一人になりました」(映画記者)

 最後は「ザ・ウーマン」(80年、友映)や「魔界転生」(81年、東映)での脱ぎっぷりが絶賛された佳那晃子(59)だ。13

年1月にクモ膜下出血で倒れ、一時は脳死であると診断された。その後、蘇生措置で回復したが、現在も懸命なリハビリが続いている。夫である放送作家の源高志氏が言う。

「まだすぐに退院できる形ではないけど、1年ぐらいかけて出られるようになれればと思うよ」

 快方に向かうことを祈りたい。

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