「まだ3歳だからムリ」は大人の思い込み!子どもが楽に文字を覚える秘訣
子ども用の絵本を見ると“かれいらいす”“ぷうる”“あいすくりいむ”などと書かれているものがあります。でも、これなんだか凄く違和感がありますよね。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子がカタカナの見せ方についてお話します。
■2歳の子どもも「文字の判別」ができている!?
子どもはアンパンマン、メロンパンナちゃんなどカタカナも漢字も区別なく、どんどん吸収していきます。2歳くらいの子どもでもキャラクターのイラストだけではなく文字で判別出来ていたりします。
実は幼児でも“三菱東京UFJ銀行”“冷やし中華”“猛犬注意”など案外読めていることもあるのです。
■カタカナ表記されているものをなぜ“ひらがな”で?
子どもが“カレーライス”と書けるのにも関わらず「まだ教えていないから、ひらがなで書きなさい」と叱る教師がいると聞いたことがあります。
すると、子どもは“かれーらいす”“ぷーる”“あいすくりーむ”と書き直します。でも“-”はカタカナに使う表記なので間違いに。
ところが、しばらくして国語でカタカナを教えてからは、生徒が“かれいらいす”なんて作文に書いたら大きな×を付けます。
これらは教師側の都合です。一旦覚えたものを又、覚え直ししなくてはならず、子どもは苦労します。
だったら最初から社会でカタカナ表記されているものはカタカナで見せれば済むことです。もし、ひらがなだけを知っていてカタカナが読めないのならば、カタカナの横に振り仮名を振っておけば済むことですよね。
更にカタカナで書ける子どもに対しては「まだ教えていないから」と叱るのではなく、カタカナで書いていることを褒めてあげた方がいいのではないでしょうか。
■今ある「大人の常識」の枠を外す
小学校の先生が国語を教えるとき、頭を悩ますのが生徒たちの漢字の“混ぜ書き”です。
例えば、“きしゃがとおりました”の書き取り問題。たいていの子どもは最初にひらがなを習うので、作文を書くときも子どもの頭にはまず“きしゃ”のひらがなが思い浮かびます。そして、これまでに習った漢字を当てはめようとするのです。
すると「木車がとおりました」などと書いてしまうことがあります。でも最初から汽車は“汽車”と教えていればこのような間違いはしなくなります。
一昔前は、学年別配当漢字といってその学年で習わない漢字を与えてはいけないことになっていましたが、今は振り仮名さえつければ学年の枠に囚われなくても良くなっています。だったら“汽車”と見せて振り仮名をつけておけば、子どもはかえって苦労しなくて済むように思います。
更に、「まだ小さいから漢字は難しいだろう」と思っているのは大人の思い込みなのです。
また、書くことと読むことを同じくらい難しいことと捉えていますが、漢字は複雑なので書くのは難しいですが、読むのは簡単なのです。
「まだ3歳だから無理」などと決めつけずに、漢字が絵本にでてきてもそのまま読んであげましょう。今ある大人の常識の枠を外すことで子どもが回り道することなく、楽に文字を覚える方法が見えてきます。
いかがでしたか。
人は最初に覚えたものは強く印象に残ります。“かれいらいす”と見ていれば“かれいらいす”と書きたくなります。でも、最初から普段使う表記で見た方が楽に学習できます。
カタカナ表記して振り仮名をつけてある幼児用の絵本もありますので、そのようなものをぜひ選んでみてください。
【画像】
※ Alexander Raths / Shutterstock