借金が0円の会社は潰れる?無借金経営の意外なリスクが明らかに (3/3ページ)

Suzie(スージー)

この考え方を立証するために、著者はここで注目すべき事実に焦点を当てています。それは、リーマンショックのあと、多くの老舗が黒字倒産しているということ。

なぜだかおわかりでしょうか? それは、無借金経営をしていたから。売掛金の増加や大量の棚卸資産によって資金繰りが悪化し、現金がなくなり、その結果として倒産してしまったということ。

いまの時代は変化が早く、お客様のニーズも、ライバル会社の動きも、刻一刻と変化し続けているものです。そんななか、「利益が出てから設備投資をすればいい」と悠長に構えていたのでは、すぐに取り残されてしまって当然。

だからこそ、設備投資やお客様を増やすための借金は、未来への投資だと著者はいうのです。

自らの実績基づいているだけに、著者の考え方にはとても説得力があります。また、いまはまだ会社経営者でない人にとっても、お金に対する考え方を固めるうえで本書は役に立つでしょう。

ぜひ、手にとってみてください。

(文/書評家・印南敦史)

【参考】

※小山昇(2015)『99%の社長が知らない銀行とお金の話』あさ出版

「借金が0円の会社は潰れる?無借金経営の意外なリスクが明らかに」のページです。デイリーニュースオンラインは、レビュー借金女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る