【助産師が教える】スムーズな「卒乳」成功へむけた3つの事前準備とは?
生まれてすぐおっぱいを吸ってくれたわが子。最初は痛くて泣いたりした日々もあったけど、いつのまにか上手に吸いつけるようになり、離乳食を食べるようになってからは、嬉しい反面、少しずつおっぱいから離れていくような気がして淋しかったり……。
そんなことを思い出しながら、卒乳していくママも多いのでは? ですが、寂しがってもいられない時はやってきます。事前準備を間違えてしまうと思いもかけず卒乳を断念せざるおえない状況になってしまうかもしれません。
そこで今回は、助産師である筆者が、“スムーズに卒乳するための母子共にしておきたい事前準備”についてお伝えします。
■卒乳前にママが気を付けたい3つのこと
(1)卒乳の必要性を考える
ママたちのお悩みを聞いていると、“仕事復帰”を機に卒乳をされる方が多いようです。ですが、それまでおっぱいを問題なくあげられていたママの場合、“母乳で育てた”という達成感も気持ちの上で大切です。
“仕事復帰=卒乳”といったタイミングだけで、急に卒乳させるのではなく“本当に卒乳する必要があるのか”もう一度考えてみてくださいね。もし、月齢が小さいならば、搾乳をして授乳を続けるという方法もありますよ。
(2)ママの体調が万全か
現在おっぱいのトラブルはありませんか? 乳腺炎があるママは、卒乳後おっぱいのトラブルになりやすいため、事前におっぱいを診てもらえる産院を受診しておきましょう。
また、ママの体調が思わしくないと、おっぱいのトラブルを招きやすいので、卒乳をスタートさせるのは、ママの体調が万全な時期に行っていきましょう。
(3)家族の協力を得られる状況か
“おっぱいをあげる”というママとの大切なスキンシップがなくなってしまう分、子どもにたくさん愛情をかけてあげることが重要です。それはママだけじゃなく、パパやそのほかのご家族に協力してもらえるようにママが働きかけておきましょうね。
■卒乳前の子どもの準備3つ
(1)離乳食を3食とれるようにしておく
多少食べムラがあっても構いませんが、栄養の大部分を母乳や育児ミルク以外の“食事”から取れるようになっておくことが必要です。また、哺乳瓶以外の、コップやストローで水分がとれるようにしておきましょう。
(2)保育園入園と同タイミングの卒乳は避ける
環境が変わることは大人にとっても、子どもにとっても“ストレス”になり体調を崩しやすくなります。そんな時に卒乳させようとすると、子どもにとっては多大なストレスとなる可能性があるので、同タイミングにならないように気を付けましょう。
また、季節の変わり目や夏・冬も、体調を崩しやすいので、春や秋の体調が良い時に行うとよいでしょう。
(3)子どもの気持ちの準備
子どもが大好きなママのおっぱい。ある日、突然やめるのではなく、「もうすぐ、おっぱいとバイバイだよ」などと、繰り返しお話してあげましょう。少しずつ、お子さんに心の準備を始めてさせてあげるのも大切です。
いかがでしたか?
離乳食が完了し、幼児食に移行できそうなら(1歳半くらい)卒乳を考えても良いかなと思いますが、卒乳はいつまでにしないといけないという決まりはありません。
お子さんが欲しがるようなら、自然に離れるまで授乳をつづけても構いません。おっぱいをあげる時間はママとお子さんの大切なスキンシップの時間の一つでもあります。お互い自然な気持ちで卒業できるといいですね。
【画像】
※ kou / PIXTA