【冴え女シリーズ(9)】[姉さんの家政婦じゃ終わらない]第11話(前半)「結構、勇気いるんだぜ?」 (2/3ページ)
まったく覚えてないや」
宏紀「悩んでで落ち込んでる俺のとこに来て『新作のチョコレート買ってきたから一緒に食べよ』って言って、俺の意見も聞かずに勝手にお菓子広げて食べ始めたことがあったんだよ」
美咲「え~」
宏紀「俺、最初は面食らったけど思わず笑っちゃってさ、仕方ねぇかって一緒にお菓子食べ初めて」
美咲「ふふ、そっか」
宏紀「その後、姉貴がさそのチョコのおいしさに『このチョコは美味しすぎるから二人で食べるのは勿体無い!』って言って俺を無理やり部屋から引っ張り出したんだよ」
美咲「そんなことしたの私?」
宏紀「その後、幸子さんとちょうど帰ってきた親父と4人でチョコ食べて・・・姉貴が居るだけで幸子さんとの壁も薄くなったような感じがしたんだ」
美咲「・・・」
宏紀「それからなんだぜ、姉貴のこと『姉貴』って呼ぶようになったの」
美咲「そうだったの?」
宏紀「最初はむちゃくちゃ恥ずかしかったけどな」
美咲「それは、覚えてる~。ひろちゃん顔真っ赤になってたもん」
宏紀「本当はその時、幸子さんのことも『母さん』って呼べたら良かったんだけど・・・その時はまだちょっと抵抗があってな・・・今はもうそんなことないんだけど、今更恥ずかしくて」
美咲「今からでも全然遅くないと思うけどなぁ」
宏紀「う~ん・・・が、頑張ってはみる・・・つもり」
美咲「ひろちゃんにしては弱気だよ~」
宏紀「結構、勇気いるんだぜ?」
美咲「そうかな?」
宏紀「むしろなんで姉貴は親父のことすぐに『お父さん』って呼べるんだよ」
美咲「だってお父さんじゃん」
宏紀「まぁ、確かに親父も泣くほど喜んでたけどな」
美咲「あの時のお父さん面白かったなぁ」
宏紀「確かに。