【冴え女シリーズ(9)】[姉さんの家政婦じゃ終わらない]第9話(後半)「ちんぷんかんぷんです」
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【冴え女シリーズ(9)】[- 姉さんの家政婦じゃ終わらない -]
■作品概要
「宏紀」が14歳の時に父親が再婚し、相手方の連れ子であった「美咲」と血の繋がっていない姉弟に。それから3年が経ち、美咲は春から宏紀の通う高校に勤める事になる。宏紀が1人暮らしを始めた美咲の家を訪れると相変わらず部屋は散らかっていた。部屋を片付けていた宏紀は偶然「美咲」のノートを見つける・・・。
●第9話(後半)「ちんぷんかんぷんです」
宏紀「いやぁ、それにしてもすごいわ」
美咲「そぉ?」
宏紀「うん」
美咲「へへへ、ひろちゃんに褒められたぁ~。えっへん」
宏紀「あのさ」
美咲「うん?」
宏紀「ひとつ聞いていい?」
美咲「なあに?」
宏紀「なんでそんなに頑張れるの?」
美咲「頑張る?」
宏紀「だって教員採用試験の勉強で100回以上も小論文書いて、合格したらこんなノートまで作って・・・姉貴はなんでこんなに頑張れるの?」
美咲「う~ん・・・私は頑張ってないよ?」
宏紀「だって」
美咲「だって好きでやってることだもん」
宏紀「っ!」
美咲「小論文の対策だって教師になりたいって思ってやってたし、これが教師になってから必要になるって思ってたから」
宏紀「姉貴」
美咲「授業展開のノートもね、数学が嫌いな子が私の授業聞いて少しでもわかってくれたり、興味を持てくれたりしたらいいなぁって思ってたら全然大変なんかじゃないよ」
宏紀「そっか」
美咲「私ね、実は大学3年生までは教師になるつもりなかったんだ」
宏紀「え?」
美咲「教育大学に行っておいて変だよね。でも、その頃は数学を勉強して研究者になりたかったんだぁ」
宏紀「姉貴が?」
美咲「うん。子どもの頃から算数とか数学好きだったし。いろんなこと覚えるのも楽しかったし」
宏紀「へぇ~」
美咲「あとは研究者が無理ならお花屋さんになりたかったなぁ」
宏紀「あ、そっちは姉貴っぽいわ」
美咲「そうでしょ~。学生時代みんなによく言われた~」
宏紀「だろうね」
美咲「今でもお花屋さんあきらめてないけどね」
宏紀「ははっ。でもなんでそっから教師になろうと思ったの?」
美咲「3年生の時にね大学の付属中学校に教育実習に行ったんだけどね」
宏紀「うん」
美咲「私が担当したクラスに一人、不登校の子がいたの。その子は勉強が出来なくて不登校になっちゃったんだって」
宏紀「俺が中学の時もクラスにいたな」
美咲「どこの中学校にもそういう生徒っていて、そういう子たちのために通級っていう特別なクラスがあるの知ってる?」
宏紀「そういうクラスっていうか教室があるのはなんとなく」
美咲「その子もその年、受験生だからってことで通級には来る様にしてたみたいなの」
宏紀「それで?」
美咲「せっかく自分の担当するクラスの子だから、その子にも私の授業を受けてもらいたくて、先生に頼んで別室でその子に授業させてもらったの」
宏紀「へぇ~、やるじゃん」
美咲「でもね、私その頃、なんにもわかってなくて・・・」
宏紀「どういうこと?」
【冴え女シリーズ(9)】[- 姉さんの家政婦じゃ終わらない -]第10話(前半)へ続く
●出演キャラクター
御田宏紀(みたひろき)17歳:高校生
御田美咲(みたみさき)22歳:高校教師
●声優および制作クリエイター
シナリオ:西尾優一
イラスト:和音ハカ
男性声優:生駒上総
女性声優:佐藤ねこ丸
●アプリ概要
様々なシチュエーション、たくさんのイケメン&イケボ男性との1時間のオリジナルラブストーリー(ボイス&アニメーションドラマ)を集めた、女子のための図書館、もしくは映画館のようなラブドラマアニメーションアプリです。
●アプリダウンロード
App store
https://itunes.apple.com/jp/app/id984016474