【アニメ漫画キャラの魅力】アニメの文法まで叩き壊す!?最強老人「アイザック・ネテロ」の魅力『HUNTER×HUNTER』 (2/2ページ)

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しかし、主人公「ゴン」が倒したのは王の親衛隊である「ネフェルピトー」であり、しかもこの戦いは人類のためでなく、「カイト」の仇を討つという私怨を晴らすものでした。

 一方、人類のために戦ってきた「ネテロ」は片腕と片脚を失い、ほぼ全オーラを使い果たす「百式観音零之掌」さえも通用しませんでした。それでも彼は最終的に「メルエム」を倒す事に成功します。しかしそれは、体内に仕込んだこの作品世界の核兵器である「貧者の薔薇」によってでした。これは現実世界に置き換えると、核兵器による自爆テロとでも言うべきもので、「最も恐るべきは人間の悪意であった」という結末・・・。しかもこの結末は、「ボスキャラは主人公が倒す」という少年戦闘マンガの文法をも破壊したのです。

 思えば、冨樫義博さんの作品『幽☆遊☆白書』では、戸愚呂弟も仙水忍も、主人公「幽助」が直接手を下さずに命を落としています。そして「メルエム」もまた、「ネテロ」という「個」に敗れたのではなく、発明品と悪意という“人間の闇”に敗れたと言えるのかもしれません。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:ルーデル(キャラペディア公式ライター)

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