みんなどのくらい貯めているの?確実に「先取り貯蓄できる人」になる方法
新しい年が始まり、“今年こそ貯金するぞ!”と張り切っている方も多いのではないでしょうか? そうはいっても子供にもお金はかかるし、なかなか貯金できないのが現実です。
今回は家計管理に詳しいファイナンシャルプランナーの筆者が、貯金ができないママのために、無理なくお金を貯める方法をお伝えします。
■みんな、「どのくらい」貯めているの?
金融広報中央委員会が発表した『家計の金融行動に関する世論調査』(2015年)によると、2人以上の世帯の金融資産の保有額の平均値は、1,209万円だそうです。「そんなに貯めているの!? 」と驚いてしまいますが、極端に貯蓄が多い人がいると、平均値が現実とは離れた値になってしまうことがあります。
参考までに、この調査の“中央値”は400万円。中央値とは、数字を小さい順に並べた場合に中央に来る値です。金融資産を保有していない世帯が約3割にのぼることもあり、平均値と中央値にかなりの差がありますね。
“他人がどのくらい貯めているか“も気になりますが、まずは、月収の1割~2割を貯蓄に回すことを目標にしましょう。
■お金が「貯まらない」原因は?
「家計簿をつけるのが苦手」「お金があるとつい使ってしまう」というのは良くあることです。
どうせ家計簿をつけられないとわかっているなら、家計簿をつけなくてもお金を貯める方法を考えるしかありませんし、お金をあるだけ使ってしまう人は、手元にたくさんお金を置かないようにするなどの対策を立てましょう。要は、自分の弱みを知り、無理なことはあきらめてお金を貯める方法を考えれば良いのです。
■誰でも貯金できるようになる方法は?
(1)貯金の目標を明確にする
まずは何のためにお金を貯めるのか、目標をはっきりさせましょう。子供の教育費や、マイホームの資金など、それぞれ必要なお金をいつまでにいくら貯めればいいのか、紙に書きだすなどして明確にしてみると、毎月いくら貯めなければならないのかがはっきりします。
15年後の子どもの大学入学までに教育費300万円、5年後のマイホーム購入にそなえて500万円という目標なら、教育費に20万、マイホームに100万円が年間の貯蓄目標。年間120万貯めようという具体的な目標に向かってどう貯蓄するかを考えましょう。
(2)お金を貯める仕組み作り
お金の流れをつかみ、先取り貯蓄でお金を貯める仕組みを作ることです。給料から自動で貯められる財形貯蓄や、給与引き落とし口座から自動で積立ができる定期預金などが便利です。
お子様の教育費も、児童手当は生活費と別の口座に振り込まれるようにして手を付けないようにし、学資保険を利用すれば確実に貯めることができます。
いかがでしたか?
“お金が余ったら貯金しよう”という意識では、よほどのしっかり者や節約家でない限り、貯金額の目標を達成するのは難しいでしょう。
新年の始まりの良い機会ですから、貯金の目標額を決めて、確実に先取り貯蓄できる仕組みを作ってみませんか?
【参考】
※ 知るぽると - 家計の金融行動に関する世論調査(2015年)
【著者略歴】
※ 福島佳奈美・・・ 大学卒業後、情報シス テム会社で金融系SE(システムエンジニア)として勤務し、出産を機に退社。結婚、出産、育児…と目まぐるしく変わる生活の中で、慣れない家計管理に頭を 悩ませ、子育て中の2006年にファイナンシャルプランナー(CFP®)資格を取得する。保険、住宅ローン、教育費、老後資金などのお金に関する話を教わ る機会はなく、知らなくて困っている人がいるのではないか、と思いFPとして活動することを決意。その後、子育てママ向けセミナー講師、幅広いテーマでの マネーコラム執筆、個人相談などを中心に活動。身近なお金の話を分かりやすく伝えることを得意とする独立系FP。二児の母。
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