【プロ野球】バット、ヘルメット、グラブ…ボールじゃないものを投げた実例を検証 (2/2ページ)
■グラブを投げる
子どものころの遊びの野球ではよくありがちなプレーだが、意外に厳罰を受けるのが、打球に対するグラブ投げ。
2008年5月4日、ロッテ対西武、当時ロッテのホセ・オーティズが犯したプレーが有名だ。5回、西武・栗山巧が放った打球はファーストのグラブをかすめ、一塁後方にコロコロと転がった。その打球をセカンドのオーティズがノロノロと取りに行き、グラブを投げつけてボールを止めた。
しかし野球規則ではこれはNG。単なるシングルヒットが一瞬にして三塁打に化けてしまったのだ。オーティズは「魔が差した」と終始反省していたが、草野球でも気をつけたいプレーだ。
ちなみに「帽子で止めればいいんじゃないか」などと悪知恵を働かせる人がいるかもしれないが、帽子もダメと明記されている。
■ヘルメットを投げる
死球を受けた際などに“怒り”を表現するために出てしまうのがヘルメット投げ。乱闘の火蓋を落とすこともあるが、もうひとつよく見るシーンは一塁塁審への抗議。
明らかに誤審まがいのアウトを宣告されたときなど、一塁塁審への抗議のためにヘルメットを叩きつけるシーンがあるが、当然これも即刻退場が一般的。メジャーでもムネリンこと川崎宗則がヘルメット投げで即刻退場を食らっている。
また、三振や凡退などで悔しさのあまりヘルメットを投げつけるシーンもあるが、これも思わぬ火種となる。2014年、ヤクルト対巨人の試合中、凡退したウラディミール・バレンティン(ヤクルト)がベンチに帰るなり、ヘルメットを投げつけて悔しさ爆発。
しかし、そのヘルメットがバウンド。同僚のトニー・バーネットに当たり、今度はバーネットが大爆発。試合中にベンチ内で仲間割れの大乱闘となった。
■ボールももちろん、人にモノを投げてはいけない
野球はボールを投げるスポーツだが、もちろんボールも凶器として使用してはいけない。1998年7月31日にはバルビーノ・ガルベス(当時巨人)が判定を不服として、主審・橘高淳にボールを投げつけ、リーグから1998年残り試合の出場停止、球団から罰金4000万円・無期限の出場停止の厳罰を受けることになった。
野球であろうが何であろうが、人にモノを投げてはいけないことは幼稚園児でもわかること。このような愚行には厳罰、報いが待っているのは当然だろう。
文=落合初春(おちあい・もとはる)
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