アルツハイマー予防にも? ロボットとの触れ合いが「免疫」を高めるってほんと? (2/2ページ)
また、1ヶ月後には増加したままの状態が維持され、セラピー前後で大きな違いはみられなくなること、セラピーを中止するともとのレベルに下がってしまうことからも、ロボットとの触れあいが免疫を高めることがわかり、アニマルセラピーと同様に健康に寄与することがわかったのです。
■認知症対策にも
ロボットとの触れあいは認知症にも効果的、と考えられています。ドーパミンが増え、脳が活性化することもわかってからです。
ドーパミンは喜びや快楽に関係するホルモンで、いわゆるハイな気分や「やる気」をもたらし、やり遂げればきっと良いことがある! と自分を励ます作用をするため報酬(ほうしゅう)系とも呼ばれています。記憶や集中力にも影響し、アルツハイマー型の認知症ではドーパミンが減少する傾向があるため、増やすことで症状を改善できると考えられていますが、ロボットとのセラピーによってドーパミンの増加が認められ、つまりは治療に役立つことがわかったのです。
ペットとの暮らしが健康につながるのは確かですが、病気や高齢で充分な世話ができなかったり、ペットに先立たれてしまうと逆効果にもなりかねません。相手が機械では味気ない感は否めませんが、高齢化社会では「無機質」なロボットのほうが適任なのかもしれません。
■まとめ
・動物と接するアニマルセラピーを、ロボット化する研究がなされている
・ロボットと接したあとは、だ液中の免疫物質が増加することが判明
・ドーパミンの増加も見られ、アルツハイマーの治療にも役立つ可能性あり
(関口 寿/ガリレオワークス)