300円前後!プロ推奨の長続きする「シンプル家計簿」ベスト3
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マネー
1年のはじまりに、「ことしこそ家計簿をつける!」と目標を立てた人も多いはず。でも、日々の仕事や子育てに追い立てられて、やっぱり今年もダメだった……なんて、早くもあきらめていませんか?
そこで、『片づけたら1年で100万円貯まった!』(リベラル社)の監修を務めた整理収納アドバイザー・小川奈々さんに、忙しい女性でも長続きする「おすすめ家計簿」を教えていただきました。
ことしはこれらの家計簿を習慣化して、去年よりしっかりお金を貯めていきましょう!
■3つのステップで“お金を片づける”
家計簿の前に、まずは貯金の考え方を知ることが大事。一体どうすれば、お金を貯めやすくなるのでしょうか?
小川さんは、「モノとお金の管理(=片づけ)のしかたはよく似ているんです」と話します。
整理収納アドバイザーとしてお部屋とモノの片づけアドバイスを行うかたわら、モノの片づけ方を応用して家計簿アプリの講座や家計簿の個別相談も行っています。
そんな小川さんの提案する“お金の片づけ方”は、極めてシンプルな3ステップ。
(1)家計簿をつけてお金の流れを把握する・・・モノの片づけに例えると、片づけたい場所からモノを全部出す段階。なににいくら使っているか明確にし、ムダ遣いもチェック!
(2)貯金の計画を立てる・・・不要なモノ(=支出)は捨て、予算を立てる。先に貯める仕組みをつくることがポイント!
(3)予算内でやりくりする・・・残ったモノを使いやすく収納し、上手に使う段階。うまく整理されれば、再びムダが増えることもない!
この3ステップでお金を片づけたら、貯金の目的をはっきりさせましょう。
「基本はざっくりでいいんです。それよりも、とにかく目的をはっきりさせることが大事。車を買う、家を買う、子どもの教育など。家計がうまく回ればいい、という目的もアリです」とのこと。
■家計簿は“見える化”するためのもの
目的をはっきりさせたら、家計簿の出番です。
「見えないと気がゆるんで『まぁ、いいか』と思いがちです。家計簿をつけて家計を見える化することで、膨らみがちな支出を引き締めることができるんです」(小川さん)
普段は家計簿アプリの活用講座も行う小川さんですが、紙の家計簿にもメリットがあるとのこと。
「冠婚葬祭費やスーツ購入などといった特別支出は、ボーナスで補てんしがち。ボーナスに頼る家計は“貯まらない家計”の典型です。でも、アプリでは特別支出を組み込むのに工夫が必要な場合が多いんです。特別支出を管理しやすいのは、紙の家計簿の方ですね」
小川さんが考える「長続きしやすい家計簿」とは、とにかく『シンプルであること』。
基準は(1)何日からでも始められる、(2)薄い、(3)わかりやすい、の3点です。意外にも、日記が書き込めたり、食材や献立が細かく記録できたりと多機能な家計簿は避けた方がよいとのこと。
「女性はていねいな方が多く、支出の記録だけでなく毎日の思い出も一緒に、と思いがち。でも、機能が多くなるほど続けるのが難しいのも事実です。家計簿に求めることはただ一つ、『なににいくら使ったか書き出す』ことだけ。それが長続きのコツです」
薄くてシンプルな家計簿は300円ぐらいと安価なものが多く、気負わずに取り入れられるのもメリット。「家計簿を買ったんだから、しっかり続けなきゃ!」と自分自身を追い込むこともありません。
■安くて長続きしやすい家計簿ベスト3
そんな小川さんがおすすめする、ノートタイプの家計簿は以下の3冊。どれも300円前後で買えます。
(1)シンプル・イズ・ベスト → 『シンプル家計ノート2016』(オレンジページ、310円)

「自分流に項目分けができる記入ページがあったり、日にちもフリーで記入できたりするので365日いつでも始められます。タイトル通り、シンプルで薄い・軽い・書きやすい1冊。おこづかい帳感覚でつけられ、初心者にピッタリです」(小川さん)
(2)特別支出の管理もラクラク → 『いちばんおトクで使いやすい! おはよう!家計簿2016』(学研プラス、257円)

「『出ていくことが決まっているお金』というネーミングが素敵。どうせ出すなら気持ちよく。月給で支払えない特別支出や『10年間のライフプランニング』『おつき合い・贈答のひかえ』も記入できる、中級者にもおすすめの1冊です」(小川さん)
(3)確実に貯めたいならこの1冊 → 『みるみる貯まる!カンタン家計ノート2016』(ベネッセコーポレーション、298円)

「貯めたいお金を先取りすることで、漠然ではなく確実に貯めるというコンセプト。使える お金を『やりくり費』と表現するのがおもしろいです。カラフルで視覚的に分かりやすく、書くのが楽しそうな印象を受けます。『今年こそは本気で貯めよう』という方にいい家計簿です」(小川さん)
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最後に小川さんから、「忙しいと『家計簿をつける時間なんてない!』と思いがちですが、懸命に働いて手にするお金だからこそ大切に使うことも、今年は意識してみてはいかがでしょうか。働く意味まで見えてくるのが、家計簿に取り組む醍醐味です」とアドバイスをいただきました。
『片づけたら1年で100万円貯まった!』では、モノの片づけ方だけでなく、お金の片づけ方も丁寧に解説。これ1冊で身の回りがスッキリ、「1年で100万円貯まった!」も決して夢ではありません。
家計簿は“貯まる家計”への第一歩。『1月1日からつけられなかったから今年もダメ』と早々にあきらめず、まずは給料日などわかりやすい日を起点に、気負わず取り入れてみましょう。
(文/よりみちこ)
【取材協力】
※小川奈々・・・1976年、広島県生まれ。横浜国立大学卒業後、病院の事務職で3度の転勤を経験。2007年、結婚を機に退職し、写真・料理・テーブルコーディネートを研究。2011年に整理収納アドバイザー1級を取得し、2013年に『感動の整理収納in Nagoya』を設立。
整理収納サービスや自宅見学&セミナー、個別相談業務などを行う。2014年、「整理収納コンペティション2014本選プロフェッショナル部門」グランプリ受賞。ホームページでは、「幼稚園児が自分で片づけられる部屋作り」などの実例も紹介。
【参考】
※いちばんおトクで使いやすい! おはよう!家計簿2016-学研出版サイト
※みるみる貯まる!カンタン家計ノート2016-口コミサンキュ!
※小川奈々監修(2015)『片づけたら1年で100万円貯まった!』リベラル社
