【プロ野球】バントはお断り?”攻撃型2番打者”が2016年のキーワードに (2/2ページ)
■公式の初代首位打者も2番打者
1936年秋のシーズン、打率.376をマークし、公式の初代首位打者となった中根之(名古屋軍)も25試合中17試合が2番打者での出場。111打席でバントは3個。こちらも積極的に打っていくタイプの2番打者だった。
このシーズン、リーグ全体で見てもバントの数は198試合で127個、1試合平均0.64個。2015年のプロ野球全体は1916試合で1375個、1試合平均0.72個。微々たる差にも見えるが、創成期の戦術では下位打線のバントが多く、2番打者は打っていくスタイルが多かった。
ちなみに2リーグ制の幕開けとなる1950年は全1946試合でバントはなんとたったの640個。巨人で主に1番を打った萩原寛(呉新亨)と西鉄の9番打者・長谷川善三がそれぞれリーグ最多の15犠打を記録しているものの、2番打者に突出した数字は見られなかった。
今年は特に増加しそうな強打の2番打者。新しい価値観・戦術という印象を受けがちだが、プロ野球の歴史をヒモ解くと意外にもルネッサンス的な動きなのかも知れない。
文=落合初春(おちあい・もとはる)
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