元ジャニーズ・平本淳也が見た"SMAP解散騒動"四面楚歌の中居が進むべき道 (2/3ページ)
それは、一部のメディアで中居の移籍先として名前の上がった吉本興業とて同じことだ。
東のジャニーズ、西の吉本と言われ芸能界の勢力図を大きく分ける二社ではあるが、エンターテインメントに長けた専門分野ではやはり、ジャニーズが相当の立場を有するわけで、テレビ番組での構成からキャスティングまで意見や希望を押し付けられるのもジャニーズならではのことだ。
吉本をはじめ「お笑い」を主としたプロダクションからすれば、活動範囲を侵攻して我が物顔にしてきたジャニーズを良くは思っていない。お笑いやバラエティといった吉本が握っていたテリトリーを侵すなという声が昔から少なくない。それでもジャニーズはテリトリーを広げ、司会業や冠番組を随分と勝ち取ってきた。その代表格がSMAPであり中居正広であるが、それもこれもジャニーズの傘の下にいて成立した話である。
中居ら4人が、独立や移籍という形でジャニーズを出ることになっても「当面の間」は何も出来ない。そういった場合は"条件"として数カ月、あるいは年を超える長い期間の「活動の自粛」が提示されることが普通である。継続して残る場合も同じく「自粛」や「減俸」があっても不思議ではない。
いずれにせよ、今回の騒動で「雨降って地固まる」ということはない。ハリケーンが残した傷跡は想像より遥かに深く刻まれたという結果になる。タレントはイメージが大切であることから、ジャニーズは内情はともかく外部世間に対しては今後、「温情采配」を印象付けていくことになるだろう。KAT-TUNの田中のような示しも必要ではあるが、国民的アイドルSMAPの場合は話が別だ。余計に簡単な答えは出しにくいわけだ。
出ていくも地獄、残るのも地獄......という四面楚歌の状況で、中居に道は残されていないのか。ジャニーズの先輩として僕が考える「あったら面白い路線」としては、中居の政界進出がある。欲しいものはすべて手に入れてきたジャニーズがまだ手中に収めていないのは、現役ジャニーズの国会議員だ。すでにジャニーズOBで地方議員というのは存在するが、国政への進出はまだである。かつては「ジャニーズのアイドルが紅白の司会?」と驚かれた時代もあった。そう考えたら、決して「ない話」ではない。