ロシアが開発中の飛行機事故から乗客を守る機体分離型旅客機が更なる進化を遂げた! (2/3ページ)
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胴体、主翼、フラップ、スポイラー、補助翼、水平尾翼には、ケブラーや炭素複合材といった既存の技術を採用する。これによってパラシュート装置による重量増を相殺することができる。
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さらに客室の下の貨物室は一体となっているため、脱出によって荷物が失われることもない。
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こうした設計思想について、最先端の設計と評する向きもあるが、実用的でないとの声もある。そうした懐疑派は、例えば客室が着陸したときの衝撃、客室が切り離された際に山や建物に衝突する危険性、あるいはパイロットの脱出方法などを問題視する。
毎年に数百万人が飛行機を利用するが、墜落事故による犠牲者は500人未満であることを考えると、費用対効果に乏しいという意見もある。切り離し構造によって機体の強度が大幅に弱まることも指摘される。
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しかしアンケート調査を実施したところ、回答者の95%が安全のために追加料金を支払うことを厭わないという結果が出ている。
なお、タタレンコ氏が発表した設計はこれが初めてではない。昨年などは、乗客を守る脱出カプセルの設計で特許を取得している。このカプセルは緊急事態に、飛行機の尾部に開く後部ハッチから数秒で排出される。