【プロ野球】中日入団が決定した”愛されキャラ”多村仁志の野球人生 (2/2ページ)
■キューバでレジェンドに…!?
2006年のWBCに多村は全試合出場。季節の変わり目やインフルエンザの流行もなんのその、3本塁打9打点でチーム2冠に輝いた。
この大会を通じて多村にド肝を抜かれたのは決勝で戦ったキューバの選手たち。2014年に巨人入りしたキューバの英雄・セペダは日本でのデビュー戦で2006年の当時、多村からもらったバットを使用している。
のちにDeNAでチームメイトになったグリエルも「タムラサンはキューバの野球観を変えたレジェンド」と絶賛している。
■大ケガ、そして2度の移籍
キューバ野球界の憧れになった多村だが、その年の6月、本塁クロスプレーで肋骨を4本骨折。あえなくシーズンを棒に振り、オフにはソフトバンクに移籍した。
翌2007年の多村は違った。4度の肉離れの中、自己最多の132試合に出場。「痛みを我慢することを覚えた」と周囲から絶賛されていた。
しかし、2008年はまさかのアクシデント発生。守備中に長谷川勇也と激突し、右足腓骨骨折。わずか39試合出場に留まった。
それでもその後は寝違え、気管支炎、腰痛などを乗り越え、フル出場とはいかないものの、体が頑丈に進化。2009年に「6ツール」のファッションをメンタリティに変更した影響もあるのだろう。
2012年オフにトレードでDeNAに復帰してからは、出場機会が限定され、苦しい3年間を過ごした。
ケガがなかったら…。そう思わせるだけのプレーが、多村にはある。通算安打は1162本だが、数字以上にファンをワクワクさせ、ファンから寵愛を受ける存在。新天地・中日で全試合フルイニング出場を見てみたい!
文=落合初春(おちあい・もとはる)
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