メスのほうが世界がカラフル!? 性別によって蝶は認識できる色が違うらしい (2/2ページ)

学生の窓口

たとえば紫外線だけを通すレンズを使うと、

 ・つつじの花 … 中央付近に黒い点が現れる

 ・菜の花 … 中心部分が黒くなる

 ・モンシロチョウ … オスの羽は、ほぼ真っ黒

と、黒く写る部分は紫外線を吸収しているためで、昆虫はこれらを識別して生活しているのです。

■視力0.02で空を飛ぶ

昆虫の目はオス/メスで違うこともわかりました。目の構造が違うため、見える色、明るさの範囲が違っていたのです。

たとえばモンシロチョウは紫が見えるのはメスだけ、モンキチョウのオスは1種類の赤しか見えないのに対しメスは3種類あることから、メスのほうがよりカラフルな映像を楽しめる構造になっています。

オスの目にも優れている点もあり、チョウの目は小さな個眼(こがん)が集まった複眼(ふくがん)ですが、均一の個眼を持つメスに対してオスには大小の個眼があるため、表面がデコボコになっています。これは「明るさ」の幅を広げるために、わざと不揃いになったと考えられています。

アゲハチョウは6種類の色受容細胞を持っているため、さらに多くの色が識別できますが、視力は弱く、人間の検査にあわせると0.02程度しかない、というデータもあります。個眼が密集した複眼がアダとなり、見えるのはぼんやりとした世界のみ……。かなり近づかないと「もの」の形がはっきりとわからないようです。

複眼ならではの視野の広さ、紫外線を含む4原色が見えると聞くとうらやましい気がしましたが、視力0.02で出歩くには「慣れ」が必要ですね、電柱にぶつからないよう注意してほしいものです。

■まとめ

 ・モンシロチョウは、紫外線を含めて6色を認識できる

 ・メスは見える色が多く、オスは明るさの範囲が広いなど、性別によって差がある

 ・アゲハチョウの視力は人間の0.02相当

(関口 寿/ガリレオワークス)

「メスのほうが世界がカラフル!? 性別によって蝶は認識できる色が違うらしい」のページです。デイリーニュースオンラインは、理系豆知識自然研究雑学カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る