【ダイオプテーズ、スティブナイト...etc】世界の美しい鉱石まとめ
ダイヤモンドやルビー、サファイアなどの宝石と同様に、鉱山などで採取することができるさまざまな鉱石。 それはまさに自然が生み出した神秘であり、思わずうっとししてしまいます。 ここではそんな鉱石の世界を、少しだけご案内します。
プルースタイト

出典: Dakota Matrix
プルースタイト(淡紅銀鉱)は紅色を呈し、よく似た濃紅銀鉱とともに ルビー・シルバー(紅銀鉱)と呼ばれ、銀の重要な鉱石鉱物です。
大きな結晶として得られることは少ないため、色から辰砂と間違われることがありますが、それなりの大きさのある結晶は、やや半透明とも、ほぼ不透明ともいえる濃紅色を呈し、表面は金属光沢などがあり美しい姿をしています。
宝石扱いには至らないものの、鉱物収集家には人気があり、霊的なエネルギーが強く、深層心理の世界まで入り込んで「癒し」を与える効果があるといわれています。
アズライト

出典: sacredsource
アズライト(藍銅鉱)は、ブルー・マラカイトと呼ばれる宝石でもあります。
藍銅鉱から作った岩絵具で、古来より東西で青をあらわす顔料として使用されていました。
銅山が多い日本でも盛んに使用されていましたが、孔雀石と混じって採れることが多いため精製が難しく、孔雀石からとれる緑青の10倍の値段で取引され、60gで米一俵を買えるほどの価値がありました。
フローライト

出典: Reddit
フローライト(蛍石)の色は無色、または内部の不純物により黄、緑、青、紫、灰色、褐色などを帯びます。
加熱すると発光し、また、不純物として希土類元素を含むものは、紫外線を照射すると紫色の蛍光を発します。蛍光する蛍石がイギリスや中国で産出されたものの中から稀に見つかることも。
ダイオプテーズ

出典: QueBull
ダイオプテーズ(翠銅鉱)は、銅を含むケイ酸塩鉱物の一種。
18世紀後半、ロシア帝国のアルテュン=チュベ銅山(現在のカザフスタン・カラガンダ州)で発見され、当初はエメラルドと誤認されていました。しかし、エメラルドと違ってへき開があり、硬度も低いことから別鉱物であると判明。1797年にルネ=ジュスト・アユイにより、「結晶を通してへき開が見える」という意味を込めて ギリシャ語で「通して」を意味する"dia"、「視覚」を意味する"optima"から命名されました。
美しい緑色の結晶で産することから、鉱物標本として人気があるが、硬度が低いため宝飾に用いられることは少ないです。
アンドラダイト

出典: Wikimedia
アンドラダイト(灰鉄柘榴石)は、和名の通りカルシウムと鉄に富む柘榴石です。
淡黄緑色の透明度の高い結晶はデマントイド(Demantoid)と呼ばれる宝石として扱われることもあります。アメリカなどで人気が高いです。
ブルーサイト

出典: Mineral Forum
ブルーサイト(ブルース石)はマグネシウム鉱石のひとつで、Mg(OH)2 のシンプルな組成を持ちます。
鉱石を高温下(4~500℃)におくと水酸基が分解し、酸化マグネシウム(ペリクレース)に変化し、その粉末に塩酸を加えて塩化物となし、電解して金属マグネシウムを得ることができます。一方、ペリクレースは水分に逢うとブルース石に戻ります。
ロードナイト

出典: Dakota Matrix
ロードナイト(ばら輝石)は、「輝石」とついているが輝石の仲間ではなく、準輝石に属します。
名前はギリシャ語でバラを意味するrhodonにちなみ、バラ色に近い色合いを持つ事から宝飾品として加工される事が一般的で、鉱石としての利用は少ないです。
スティブナイト

出典: Dakota Matrix
スティブナイト(輝安鉱)は、アンチモナイトとも呼ばれる鉱物です。
日本の愛媛県の市之川鉱山(現在は閉山)では、かつて大型で美麗な輝安鉱結晶が産出したことで有名であり、明治時代には多くの標本が海外に流出しました。現在でも国内外の博物館に展示されています。