映画『シャイニング』の珍妙すぎるパロディ短編『チキニング』 (2/3ページ)

Kotaku

僕らはアニメーター兼VFXアーティスト兼リミックス職人で、これまでにも同じようなプロジェクトでコラボしてきたから、自然な形で作ることができたよ。


『チキニング』はワーナーなどのスタジオに売り込むために作ったものなんだ。本当に楽しんで作ったし、バイラルのポテンシャルを持つ作品になったと思っている。もちろん楽しいだけじゃなくて、作品を使用するためのお役所仕事的なこともたくさんやったし、ハリウッドの犯してはならない制度にうんざりすることもあったけどね。


この作品には大量に隠しネタを入れてあるんだ。ジャックの背後のISISのポスターや、チキンフレーバーのコンドームの箱、トミー・ウィソー(監督、プロデューサー、脚本、主演を務めた『The Room(原題)』が史上最悪の映画として有名)の資料なんて、1回見ただけでは気づかないんじゃないかな?


何度も繰り返し見て、新しい発見をしてほしいと思っている。キューブリック監督の作品に出てくるものにも同じように細かい設定があった。彼の作品は時代とともに、昔ほどは注目されないようになってきているけれど、自分たちはこうやって素晴らしい作品に敬意を表したいと思ったんだ。
キューブリック映画が与えてくれた「なんだこれは!?」という感覚を与えられたらってね。

なお、『チキニング』はもう少し分かりやすい22分間のショートムービーになる予定だったのを編集段階で削ぎ落とし、リズム感のあるカオスな映像に仕上げたのだそうです。

確かに、このテイストを生かすためには説明的でない方が良いのかもしれません。

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