20代男女が「老後の生活で不安に感じること」No.1は「生活費」!

■老後生活で最も大切なのは「健康」?
厚生労働省の「平成24年高齢期における社会保障に関する意識等調査」では、老後において最も不安に感じるものはという問いに、「健康の問題(45.7%)」と答えた人が最も多くなりました。次の「生活費(35.1%)」とあわせて約8割を占めており、「健康」と「お金」が心配という気持ちが浮き彫りになる結果となっています。
ところで、20~30代では「生活費」の方が不安だとする人が多いのに、年齢が上がるごとに「健康」とする人が増え、60代では「健康」が59.3%、70代ではなんと64.5%にものぼります。これはおそらく、若い人でも日本の高齢化社会や年金問題について考えると「お金の心配」をすることはあるということでしょう。そして年齢が上がるにつれて、自分の体が明らかに若い頃ほど体力がなくなっていることに気付いて不安を感じるようになるということの現れでしょう。
■若い頃の想像では「生きがいがあるかどうか」も不安
若年層の中で比較的多い意見として、「生きがい」に不安があるという意見があります。40代では最も少なくなりますが、50~60代でやや増えて、70代ともなるとまた極端に少なくなります。この「生きがい」は、老後を元気に生き抜く上で重要なファクターではないでしょうか。
「生きがい」がなければ、健康に気を使うつもりにもなれないでしょう。やりたいことがあるからこそ、「足腰を鍛えておかなきゃな」とか「頭も手先も使わないとさび付きそうだ」という発想になるはずです。年齢が上がると、「生きがい」を考えるよりもまず先に、自分の体の不調に向き合う必要があったり、子供を育てることに必死になって、「生きがい」を感じなくなってしまうのかもしれません。
■健康であればお金もあまりかからない
老後で最も不安とされる「健康」ですが、これはおのずから「生活費」にも関わってきます。健康が損なわれると、医療費という支出が一気に増えてしまうのです。若い頃の不摂生がたたって、高血圧の薬やコレステロールの薬、糖尿病の薬などたくさん飲むことになってしまうと、自然と生活費を圧迫してしまいます。日本でもこの問題が大きくなっているので、ジェネリック医薬品が発達したり、「病気になる前に防ごう」という趣旨の生活改善などが話題になっていますね。健康に気を使うことは、生活費に気を使うことでもあるんです。
いかがでしょうか。老後の生活に不安を感じるのは仕方ありませんが、そのとき同時に、対策も考えてみてはどうでしょうか。若い内からできることはたくさんありますね。
(ファナティック)