映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に隠された10のこだわり

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映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に隠された10のこだわり


映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は、シリーズを手がけていたジョージ・ルーカスが監督から引いたものの、J・J・エイブラムスがメガホンをとり、大ヒットを記録しました。

大ヒットの裏側には、J・J・エイブラムス監督の大きなスター・ウォーズ愛があったと言って過言ではありません。彼のシリーズ、キャラクター、ファンに対する愛は、細かなこだわりとして、映画の各所に隠されています

そんな隠された10のこだわりをピックアップした、Screen Rantの動画とその概要をご紹介。

以下、もろなネタバレがあるのでご注意下さい。



■ミレニアム・ファルコン号のレーダー

エピソード6で破損


ミレニアム・ファルコン号の丸いレーダーは、エピソード6のエンドアの戦いの際に破損しています。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、丸かったレーダーが長方形のレーダーに換装されているのがわかります。


■エロー・アスティ

Xウィングのパイロット


ポー・ダメロンとともにスターキラー基地を攻撃したXウィングのパイロット、エロー・アスティ。このキャラにはJ・J・エイブラムス監督の趣味が隠されています。

新スター・ウォーズにビースティ・ボーイズが元ネタのキャラが登場?」で詳しく解説されていますが監督はヒップホップグループ、ビースティ・ボーイズの大ファンです。


■ダニエル・クレイグが演じたストーム・トルーパー

007がストーム・トルーパーに


以前から『007』の6代目ジェームズ・ボンドとして有名なダニエル・クレイグが、ストーム・トルーパーの1人を演じているという噂がありました。

具体的にどのシーンで登場しているのかは明言されていませんでしたが、実はレイが初めてフォースを使って操るストーム・トルーパーが、ダニエル・クレイグです。

ダニエル・クレイグほどの俳優でも、カメオ出演したくなるのがスター・ウォーズ!


■FN-2187

番号にもつながりが


ファーストオーダー・ストーム・トルーパーのFN-2187は、ファーストオーダーの行動に疑問を抱き、捕らわれていたポー・ダメロンとともに脱出します。

その時。ポー・ダメロンからFNをもじった「フィン」という名前をもらいますが、では2187は?

実はこの番号、エピソード4でレイア姫が捕らわれていたデススターの牢屋の番号なんです。


■ルークがトレーニングに使った球体

エピソード4でルークが使ったレーザーを出す球体


エピソード4のミレニアム・ファルコン号の中のシーンで、オビ=ワン・ケノービがルーク・スカイウォーカーにライトセイバーの使い方を教えるのに使った、レーザーを飛ばす浮遊球体

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、レイとフィンがミレニアム・ファルコン号を修理する際、フィンが手にとって一瞬「なんだこれ?」と脇に置いておく球体があります。これがよく見ると、あのルークが使った球体なんです。


■パーセク

14パーセク? いいえ、12パーセクです


『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、レイが「ケッセルランを14パーセクで飛んだハン・ソロ!」と言い、ハン・ソロが「いいや、14じゃない、12パーセクだ」と訂正するシーンがあります。

エピソード4のハン・ソロ登場シーンでも、この12パーセクを強調するシーンがありました。過去作を見ているファンであればニヤリとするやりとりですが、そもそもパーセクって何でしょうか?

パーセクとは、実在する天文学上の距離の単位で、約3.26光年になります。距離の単位なので、ハン・ソロが「ケッセルラン」なる難しい航路を、12パーセクという短い距離で走破した、ということなのだと思われます。


■ベン・ソロ

あのキレやすい男の素顔


公開されるまで秘密になっていたカイロ・レンの素性ですが、その正体はハン・ソロとレイア・オーガナの子供、ベン・ソロ

このベンという名前ですが、オビ=ワン・ケノービがタトゥイーンで暮らしていた時に使っていた名前がベン・ケノービで、それがモデルの1つなのだそうです。

もう1つは、ルーク・スカイウォーカーとマラ・ジェイドの子供、ベン・スカイウォーカーですが、ディズニーが『スター・ウォーズ』を買収後、それまでに作られたエピソード6以降の派生作品の後付け設定は消滅したため、現在ベン・スカイウォーカーもマラ・ジェイドも公式のキャラではなくなっています。


■フォースの声

短いシーンですが、多数のマスターが出演


レイがルークの残したライトセイバーを触った時、たくさんのビジョンを見ます。

その中で、「Rey, these are your first step」とレイに呼びかける声がありますが、この「Rey」の部分が故アレック・ギネス(エピソード4~6のオビ=ワン・ケノービ)の声を合成して作ったもの。そして、「these are your first step」はユアン・マクレガー(エピソード1~3のオビ=ワン・ケノービ)が新たに吹き込んだものです。

さらに、ヨーダを演じたフランク・オズの声もこのビジョンの中に出てきます。


■BB-8の中の人

この人は!


BB-8の声は合成かつ加工されたものですが、もとの声は男性2人のもの。1人はトーントーンのモノマネも得意なコメディアン/俳優のビル・ヘイダー。BB-8にiPadをつけ、音声変換アプリを使って声を出していたそうです。

もう1人は俳優のベン・シュワルツで、クレジットには音声コンサルタントと表記されています。


■R2-KT

愛にあふれたドロイド


『フォースの覚醒』にも出演予定のドロイド「R2-KT」の誕生秘話」でご紹介したR2-KT。

この慈愛に満ちたピンクのドロイドはしっかり『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に登場しています。物語の最終盤、ポー・ダメロンがフィンと反乱軍の基地へ戻ってきた時に、Xウィングの下にパイロットとともにいるのが見えるのです。

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10 Amazing Hidden Details in Star Wars The Force Awakens [YouTube]

イズミのブオ

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