2016年“第3次世界大戦”は始まっていた(3)「中国か?我々か?を選べ」 (2/2ページ)
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廬武鉉
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渡邉哲也
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週刊アサヒ芸能 2016年 2/4号
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李明博
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朴槿恵
中国や北朝鮮から発射された中長距離ミサイル等を捕捉し、早い段階で撃墜するための防衛システムである。アメリカばかりかアジア諸国の安全保障にとって、必須と言えるものだったからだ。
ところが李明博大統領も、現在の朴槿恵大統領も、「導入を検討する」と言いながら、実行には移さなかった。アメリカ当局が幾度となく強い警告を発し、痺れを切らせていたのだ。さらに朴槿恵大統領は中国への接近をどんどん進め、軍事同盟を結ぶ直前まで行った事実がある。アメリカは、「中国側か、アメリカ側か 態度を明確にしろ」と、韓国に強い態度を示し続けてきた。そんな中で、今回の「航行の自由作戦」が開始されたわけである。
韓国が中国につくのであれば、アメリカにとって、もう不要な存在でしかない。裏切る可能性がある味方ほど厄介なものはなく、韓国はそのような国と判断されていた。
そして昨秋、米中首脳会談が開かれた。
中国の「人工島」建設を把握していたアメリカ側が、習近平国家主席を冷遇したのは、ご存じのとおりである。結果、オバマ大統領と習主席の、まったく異なる見解の首脳会見が開かれることとなった。
その後、アメリカは朴槿恵大統領を招く。国賓として招かれた形の朴槿恵であるが、中国以上の冷遇で迎えられた。
この時に、韓国はある約束をアメリカにさせられたという。そのことが昨年末の日韓関係の激変に、大きな影響を与えていたのである。
(経済評論家:渡邉哲也)