大企業で起きている「副業革命」 一つの場所にい続けるべきではない理由とは (4/4ページ)
特に力を入れて聞いてほしいところはありますか?
藤吉:『福井モデル』は「過去」「現在」「未来」「未来の為に何が必要か」という4つの章で構成しています。「過去」が、どのように政策を作ってきて、なぜこんな世の中になったのかを東京・霞が関に入り込んで書きました。「現在」は富山県富山市を例に、そして「未来」は福井県鯖江市を例にしていますが、どうして福井が「未来」なんだと言われると、地味で完璧ではないながらも、その穴を埋めようと常に努力することを何百年も続けているからです。富山は観光地としてもスポットが当たりつつありますが、鯖江はそれがない。そんな中で、鯖江は市民が自助努力をしながら新しい産業を生み出せているわけですね。では、その裏には何があるのか。「未来の為に必要なもの」として教育を挙げています。ぜひ読んでほしいのですが、福井では日本の他の地域とやっている教育がまったく違うんです。私も授業を一度拝見したのですが、驚きましたね。子どもに戻れたら、こういう教育を受けてみたかったと思いました(笑)。全国学力テストでトップになるのも頷けます。教育の話はお子さんがいらっしゃる方にもお勧めしたいですし、日本のためにも福井の教育について興味を持って聞いていただければ嬉しいです。
(了)
■藤吉雅春さんプロフィール
1968年佐賀県生まれ。「週刊文春」記者を経て、ノンフィクションライターとして独立。2011年に一般財団法人「日本再建イニシアティブ」の民間事故調「福島原発事故独立検証委員会」ワーキンググループ参加。著書に『ノンフィクションを書く!』(ビレッジセンター出版局)など。文化放送『福井謙二グッモニ』火曜日コメンテーター。2014年に創刊した『Forbes JAPAN』副編集長兼シニアライター。『福井モデル』は今年、韓国でも出版される。八重洲ブックセンターノンフィクション部門2位(2015年6月第三週)、amazonの政治社会分野で最高位2位、地域開発分野で最高位1位。
■『福井モデル』オーディオブック版配信ページ(FeBe内)
http://www.febe.jp/product/232569