【冴え女シリーズ(11)】[マスターの不器用な優しさに]第2話(前半)「俺のせいにするな」 (2/3ページ)

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他のお客から君みたいな文句を聞いた事はないぞ」

蘭 「え、それって私は特別扱いしてくれてるってこと?」

優士「ああ、特別も特別だ。本庄君は放っておくと店の品位を落としかねないからな。注意深くみていないと何をしでかすかわからない」

蘭 「なんか、猛獣扱いされてる気がする・・・私は別に店で変な事したことないじゃない。失礼ね」

優士「君は自覚がないのか? 毎度きては仕事中だと言っているのに、俺を捕まえてくだらない話を延々とするだろう? しかもほとんどが恋愛事だ。うんざりする。だからといって放っておけば、さっきみたいにテーブルに突っ伏して鬱々としだす。それはそれで店内の雰囲気が重くなるから好ましくない。だから君は“一応”常連客だし、仕方なく相手してやってるだけだ。勘違いするな。無視しないでやってるだけいいと思ってくれ」

蘭 「マスターにとってはくだらなくても、私にとっては大事なの!私だってたまにはマスターに良い報告したいなと思うけど・・・今回だって・・・」

優士「はぁ、本当に今度ばかりは参っているみたいだな。それとも今までの蓄積か?」

蘭 「どっちもな気がする。もう色々頭の中ぐちゃぐちゃでどうしようもなく落ちこんで、心にどしゃぶりの雨が降ってるみたい。あー今も雨音の幻聴がー」

優士「幻聴でもなんでもなく降ってるな」

蘭 「え、あ・・・ほ、ほんとだ! さっきまであんなに晴れてたのに。マスターがさっき珍しく殊勝な事言うから」

優士「俺のせいにするな」

蘭 「えー、どうしよう。傘持ってきてない・・・」

優士「たぶん通り雨だろう。・・・止むまでゆっくりしていけ。どうせ客は君しかいない」

蘭 「え、ほんとに?」

優士「なんだその顔は」

蘭 「いや、マスターの事だから濡れて帰るしかないなくらい言うかと・・・。

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