トイレトレーニングが不要になる!0歳からの「おむつなし育児」が断然イイ理由
今はオムツを数時間つけっぱなしにしてもムレない、漏れない優れたオムツがたくさん出ていますよね。ですが実は赤ちゃんは本来オムツの中で、ベチャベチャになりながら排せつをしたくはないのです。
しかも、生後間もなくからオムツに頼らず、オムツの外で排せつをさせる習慣を身につけることで、親にとってもかなりの負担になりえる2~3歳頃に始めるトイレトレーニングが必要なくなるかもしれないんです。
今日は“おむつなし育児”アドバイザーの筆者が、“新生児から始められるオムツの外に排せつをさせる習慣”についてお伝えします。
■70年前までは生後間もなくオマルを使用していた!?
1948年に厚生省(現厚労省)が指導して作った、映画『母子手帳』の中では「生後6カ月頃から便器にかけると、赤ちゃんは喜んでやり、オムツを濡らさないようになります」というナレーションと共に、赤ちゃんが母親に抱えられて便器やオマルに排せつするシーンなどが撮影されています。
現代、私たちが教えられている、オムツの中に排せつをさせる考えは1950年代頃から始まりました。
そして1962年にブラゼルトン博士が「トイレトレーニンングは子供がちゃんと分かり始めてから教えるべき」と発表し、そこからは1歳よりも前にオムツをはずそうとする母親はいなくなってしまったそうです。
ですがその後2005年の『ニューヨークタイムズ』の記事の冒頭で、そのブラゼルトン博士は「0歳の赤ちゃんにトイレトレーニングができるのか? できる!」と発言をされています。
■ねんね期こそ始めやすい「おむつなし育児」
赤ちゃんは生後5カ月~6カ月くらいまでは、ほぼ仰向けで生活をしていますよね。その時期が実は一番“おむつなし育児”を始めやすいんです。
その後になると寝返りやハイハイ、つかまり立ちと、成長すればするほど赤ちゃんの関心は外に向き始め、自分の排せつに敏感に気付くことが難しくなっていきます。
(仰向けでねんねしている赤ちゃんは、便意だけでなく、膀胱が膨らんで尿意を感じることも敏感に察知できます)
かと言って、出産後すぐはママの身体の回復を最優先したいので、ご自身の体調が整ってきた頃に、徐々に始めるというのが一番良いかと思います。
まずは赤ちゃんの排せつ時の行動パターンを観察しましょう。
・泣き出す
・足を蹴り出す
・顔が一瞬固まる
・「ウーン」とうなり出す
・お腹に力を入れ始める
これらの様子があれば、おしっこやウンチのサインかもしれません。
赤ちゃんのパターンが見つかるまでは、1日30分くらい、おむつを開いた状態で観察をしてみてください。冬の時期は冷える可能性もありますので、部屋の温度の調整や、赤ちゃんにレッグウォーマーを履かせるなどをして冷えないように工夫しましょうね。
また新生児の身体はグニャグニャで安定しないため、排せつをお手伝いする時には少し工夫が必要です。
寝ている赤ちゃんの足とお尻を持ち上げて、オマルや小さめの洗面器などをあててあげたり、単にオムツを開けた状態にしてあげるだけでも良いです。
重要なのは“オムツの中に排せつをするのが当たり前だと教えないこと”“赤ちゃんの気持ちを察知してあげて親子関係を親密にすること”です。
毎日全てのおしっこやウンチに気付くことは必要ないので、“1日1回キャッチできたらラッキー”くらいの気持ちで始めましょう。
いかがでしたか?
今は当たり前に紙オムツの中に排せつをさせますが、昔はそうではなかったんです。しかも新生児からオムツの外にさせてあげた方が、その後ママも楽になるんですよ。
また、1日1枚でもオムツの外で排せつをすることができたら、1カ月で500円以上オムツ代を節約できちゃいます! 是非早めに“おむつなし育児”を取り入れてみてくださいね。
【画像】
※Juliya Shangarey / Shutterstock
【参考】
※ ローリー・ブーケ(2009)『親子で楽しむ!おむつなし育児0歳からできるナチュラル・トイレトレーニング』 河出書房新社
【著者略歴】
※ Yuno・・・ヨガ・アーユルヴェーダ・おむつなし育児アドバイザーの分野で活動。自身のスタジオWindhillを2015年港区白金台に設立。また今年出産を終えた1人のママとして、特に最近は妊婦や産後の身体についてを中心に学びを深める。自然な生活・自然な育児をモットーに、妊婦さんや産後のママのサポートができるよう活動しております。