羽生結弦の”映画デビュー”に賛否渦巻く「チヤホヤされる姿は見たくない」
男子フィギュアスケート選手の羽生結弦が2月3日、映画デビューを果たしたことが明らかになった。男子フィギュアスケートの世界歴代最高得点保持者、世界ランキング1位と向かうところ敵なしだが、羽生結弦のつかの間の"気晴らし"に、ファンの意見は真っ二つに分かれている。
■阿部サダヲ主演作で映画初出演
今回、羽生が出演するのは、阿部サダヲ主演の時代劇映画『殿、利息でござる!』。江戸時代の仙台藩主、伊達重村として殿様役を演じる。瑛太や妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら豪華キャストが登場する本作で羽生は、反り上がったキレイなちょんまげ姿を披露。「殿様として、威風堂々とした姿と優しさを兼ね備えるそのギャップを、自分なりに表現出来ればと思い一生懸命やりました」とコメントしている。
阿部は羽生の殿様姿について「キレイでした」と絶賛。監督の中村義洋も、「世界までも征服されておられるわけですから、本当にとんでもない人をキャステングしてしまったもんだよなあと、僕ら自身も今だにおののいている次第です」と"世界の羽生"に恐縮しきりの様子。
羽生の映画挑戦には多くのメディアが食いつき、関連記事は100件以上に及んだ。朝日新聞スポーツのツイッター公式アカウントも「氷上での演技にもプラスに働きそうです」と評価するなど、羽生への熱視線がとにかくすごい。
■スケートだけに邁進してほしいの声
しかしながら、ファンの意見は賛否渦巻いている。「似合ってる」「自分の人生なんだから好きに生きればいい」と評価する声がある一方、「なにを勘違いしてんだ?」「世界選手権間に合わなかったら総叩きにあいそう」「現役中に映画出演するとは思わなかった」「余計なことせずにスケートだけに邁進して欲しい」と意見する人も少なくない。
昨年は世界歴代最高の330.43点を獲得して強烈なインパクトを残したが、12月の全日本フィギュアスケート選手権(札幌)では優勝するもフリー演技で2度の転倒を犯し、「明らかに悪い演技だった」「こんな演技、二度としないように頑張りたい」とこぼしていた。今年は2月の四大陸選手権(台湾)を欠場し、3月28日開催の世界選手権(アメリカ)で連覇を目指す。
「多くのファンが期待しているのは、羽生がフィギュアスケートの歴史を塗り変え続けることではないでしょうか。そのためにストイックに練習に打ち込む羽生の姿は好印象ですが、まわりにチヤホヤされて調子にのっている姿は見たくないでしょう。映画出演で喜ぶのは、羽生のビジュアルにホレ込む女性ファンだけ。これで1位になれなかった日には、"映画に出てる場合じゃないだろ"と叩かれかねません」(報道関係者)
映画出演の経験を「試合に生かす」と語っている羽生。3月に結果を示し、周囲の雑音を一掃できるか。
(取材・文/蒼木学)