ナチスの暗号機エニグマの仕組み (2/3ページ)

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 こうした複雑な仕組みにもかかわらず、オペレーターに必要なのは、3つのローターの配置と順序ならびにプラグの配置だけだ。初期設定さえ知っていれば、解読は暗号文を入力し直すだけだ。反転ローターのおかげで、解読は暗号化手順と全く同じなのだ。

 しかし反転ローターには、暗号破りの手がかりを与えてしまうという欠点もあった。すなわち同じ文字には変換されないことだ。このヒントと、いくつかのメッセージ(「Keine besonderen Ereignisse(報告なし)」や「An die Gruppe(グループ宛)」など)の暗号化の結果を推測することで、数千種類のローターの配置を除外することができた。

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 やがて数学者アラン・チューリングが暗号解読機”ボンベ"を開発し、論理解析を行ってエニグマを破るようになる。しかし、最初の手順は必ず手動で行わなければならなかった。ボンベは検証すべき組み合わせの種類を減らす役にしか立たなかったのだ。

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 連合国は暗号解読チームを組織しエニグマの解読に当たらせたが、ナチスもローターの数を増やしたり、形状を変更するなど、エニグマの改良に取り組んでいた。そしてエニグマを超える”ローレンツ”が登場する。
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