秋津壽男“どっち?”の健康学「風邪の対処には「寝て過ごす」がベスト 免疫力を高めれば薬を飲まない選択肢も」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

昔は湯冷めが怖かったものですが、今の世の中、家に風呂があればすぐに寝られるでしょうから、湯冷めの心配はありません。

 それより心配なのは体力を落とすこと。温泉に何度も入ると「湯あたり」や「湯疲れ」をするように、風呂に入ると体力を落としてしまうのです。

 汗をかいたままでは気持ち悪いでしょうが、風呂に入らなくても死ぬことはありません。

「怪しい」と思ったら入らずに寝てください。

「入るかやめるか」と迷った時も同様で、体が要注意信号を発しているからこそ、風呂に入るかどうか迷うわけです。「風邪をひいたことも忘れて風呂に入っていた」という時などは「大丈夫」のサイン。

 こうした状況になるまで我慢してください。

 風邪に効く食べ物として、私がオススメしたいのはディスカウントショップで売っているサムゲタン(おかゆ)のレトルトパック。消化がよく、鶏や朝鮮人参などの栄養素が入っています。風邪の時に温めるだけで済みますので、3食ぐらい買っておくといいでしょう。あるいは「砂糖を入れた葛湯」です。手っとり早く保存が利き、適度な栄養分もあって値段も安価。何より葛湯のねっとり感が体を保温してくれます。

 また、若ければまだしも体力のない人ほど酒は禁物。風邪の時ぐらい、好きな酒でも我慢して寝てください。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「風邪の対処には「寝て過ごす」がベスト 免疫力を高めれば薬を飲まない選択肢も」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2016年 2/11号“どっち?”の健康学秋津壽男風邪睡眠社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
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