0歳児の赤ちゃんをどう褒める?「語りかけ育児」のメリット・秘訣を教えます!
筆者が子育て支援の講演会をしたあと、0歳3ヶ月の赤ちゃんを連れたママがやってきてこんな質問をしてきました。「“褒めて育てるとよい”とよく本に書いてあるけれども何をどう褒めたらいいんですか?」まだ言葉を話すことができない0歳児相手に今、何をしてあげたらいいのかわからないママも多いのではないでしょうか。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が0歳児への対応についてお話します。
■0歳児は無反応?
生まれて半年くらいは“おっぱい飲んでねんねして”の状態ですね。玩具で熱心に遊んだり、絵本を読んでほしいとせがむわけでもなく、また何を与えてもただ見ているだけで嫌がるわけでもなく。
でも、目の動きや身体の反応をじっくり観察しているとわかると思いますが、言葉をしゃべらなくても色んなことをインプットしているのです。
“褒める”とは「○○しているからいい子ね」「○○だから偉いね」と結果に対して評価することではありません。条件ばかり付けているとそれが叶わないとき「僕はダメな子」と感じさせてしまうからです。子どもにとって親に褒められることはイコール、親に認めてもらうことです。つまり“あなたのことをいつも忘れていないよ。観察しているよ”ということなのです。
■0歳児の何を褒めればいいの?
例えば哺乳瓶の500CCのミルクを飲んだからと「全部飲んで偉いね」なんて条件付けの褒め言葉をかけることはしなくてよいのです。
こんな風に言ってみましょう。
(全部のんだとき)
「美味しかったね」
「お腹いっぱいになったね」
「気温が高いから一気に飲んじゃったね」
(残したとき)
「お腹がいっぱいだったのね。もう少し経ってからミルクの時間にしようね」
「あと半分残っているけど“ごちそうさま”なのね」
オムツを替えるときは無言で作業をするのではなく、「濡れて気分が悪かったね。今、替えてあげるからね」「さっぱりしたね」「ウンチがたくさん出てお腹がすっきりしたね」
着替えさせるときは「汗、たくさんかいたから新しい服に着替えようね」「今からお散歩に行こうね。外は寒いからもう一枚着ようね」このようにママ自身がやっている行為を口に出してアナウンサーのように実況中継すればよいのです。
傍からみたら一人芝居のようですが、赤ちゃんはしっかりママの声を受け止めています。そして、自分の存在を親に認められることによって「自分の存在は忘れられていない」としっかりと感じることができると同時に、生まれてきたこの世が安心できる世界であることを実感できるようになるのです。愛着形成するためには大人からの話しかけはなくてはならないものなのです。
■観察と「監視」の違いって?
子どもが2歳を過ぎても観察してあげることはもちろん良いことなのですが、ずっと見張っていて「○○してはいけない」と先回りして子どもが体験しようとしていることを制限してはなりません。
例えば、お友達がいる砂場に近づく子どもに「汚いから止めなさい」とか、喧嘩をまだしていないうちから「仲良く遊ぶのよ」と禁止の言葉をかけることは過干渉でよくありません。これは“観察”ではなく“監視”です。
いかがでしたか。
子どもが2歳くらいになると絵本の読み聞かせをすることができます。食事を好き嫌いしないで食べたら褒めることもできます。赤ちゃんに対しては、“語りかけ育児”をしていることだけで存在を認め、充分愛情をかけていると言えるのです。
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