【流行注意報発令中!】「インフルエンザ」対策に食べておきたいモノ5つ
暦の上ではもう春が訪れていますが、実際はまだまだ真冬の寒さが続いています。インフルエンザも猛威を振るっており、今年2016年、東京でも流行注意報が発令されるなど、全国的に感染者が増えているようです。
インフルエンザの対策には手洗いなどの対策がとても大事ですが、忘れてはならないのが、身体の中から対策をすること。すなわち食事による“予防”です。
今回は管理栄養士の筆者が、“今の時期に食べたいインフルエンザ予防になる食べものを5つ”をご紹介します。
■1:ごぼう
実は世界中でごぼうを食べているのは日本人だけ。でも、中国では漢方の材料として用いられるほどの健康食材なのです。
そんなごぼうは食物繊維が豊富。しかも特徴の異なる“水溶性”と“不溶性”という2タイプの食物繊維をバランス良く含んでいます。
「便秘でもないのになぜ食物繊維?」と思われるかもしれませんが、インフルエンザのような感染症を予防するためには実は腸内環境を整えておくことがとても大事。
食物繊維をしっかりととることは腸内環境の改善につながり、身体の中に入ってきたウイルスと戦える身体になるのです。
■2:大根
大根もごぼうと同様に食物繊維を含むことに加えて、ビタミンCが多く含まれます。
ビタミンCは免疫を司る白血球の働きを良くしたり、自分自身も細菌やウイルスと戦う働きを持つ心強い味方です。
さらに、大根の葉には皮膚や粘膜を丈夫にして病原菌の侵入を防ぐように働く、βカロテンが含まれています。葉も捨てずに味噌汁の具にしたりして利用しましょう。
■3:みかん
こたつの上の定番といえば、せんべいとみかんですが、みかんは言わずとしれたビタミンCが豊富な果物。そしてみかんは大根と同様、βカロテンも多いので、二重に免疫力向上に貢献してくれます。
ちなみに、兄弟的存在のいよかんやデコポンも同様の栄養を含むので、お好みで食べわけて楽しみましょう。
■4:甘酒
まろやかな甘味とホッとする温かさの甘酒は“飲む点滴”という異名を持つほどの栄養満点食材です。
甘酒にはお米と米麹から作ったものと、酒粕から作ったものがありますが、インフルエンザ予防としてのオススメは“お米と米麹”から作られた甘酒です。
麹菌をはじめ、いろいろな菌によって発酵された液体の中には、植物性乳酸菌が含まれています。
乳酸菌も腸内環境を整え、免疫力の向上に一役買ってくれる成分です。しかも植物性の乳酸菌は、ヨーグルトなどに含まれる動物性の菌に比べて力強く、腸の改善効果も高いと注目の成分なのです。
甘酒を選ぶ際はぜひ砂糖が添加されていない自然の甘さのものを選びましょう。残ったら料理の甘味付けとして砂糖の代わりに使えますよ。
■5:ぬか漬け
米ぬかを乳酸発酵させたぬか床で野菜などを漬けたぬか漬けは、まさに植物性乳酸発酵の宝庫。ダントツで毎日食卓に上げて食べたい食品です。
普通はぬかを洗い流してから切って食べますが、昔はぬかだけを少し食べる風習もあったそう。それだけぬかの中にはたくさんの栄養が含まれています。
店頭で買い求めるのがお手軽ですが、本格派を目指す方は自宅でのぬか漬けにチャレンジするのもオススメ。一からぬか床を育てるのも良し、すでに出来上がったぬか床を買って漬けることもできます。
今回ご紹介した食材はインフルエンザ予防だけに留まらず、健康、ひいては美容効果も望める食品ばかり。
自分のために、そして家族のために、食事から健康を保つ知恵を蓄えていきましょう。
【 参考 】
※ インフルエンザ – 東京都感染情報センター
【画像】
※ gorillaimages / Shutterstock
【著者略歴】
※ 圓尾 和紀・・・管理栄養士。ファスティングマイスター。大学、海外、大学院で七年間栄養学を学ぶ。病院勤務を経て「予防医療に貢献したい」と思い、独立。現在は「和食」と「ファスティング」を取り入れた生活の提案を行う。